十五屋　お照

まずは、古布さ

わっしょい　っていう　気分でもないのだけど

めんこい柄だっぺし

ワッショイのとこは、シルバー色だ

写真だと、明るい紺だけど

実物は落ち着いた青紫

ということで、たまには、古布だしたりして

古布っていえば、古布探しも　よいでないな

思ったものを探すのか、はたまた　あるもので想像するのか

一度、いい感じにあがったものは

似たようなもの探し方してしまう

==========＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

９０番手の兜　ちょっと黄緑ところどころにある　正絹の絞り

この鎧の菊も前に作ったものが　忘れられないで

たまたま、同じのを　見つけて

そん時は、好きだった人に会ったように嬉しかったで

=================＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

明日は、お墓参り

来月は、２３回忌を　やるので　草でもむしっておくべ

しかし、２３年ね経ってもね　まだ、あの日のこと忘れない

 四月は、おいらの大事な人たちの命日多しで

結構、びびってる

父親ちゃ、ガンの治療で、おいらのこと母親と間違えてるようになってさ

「おれは、いい男だったか？」って聞くのよね

「あんたみたいな、いい男、どこ探してもいないよ」って言っちまったけど

「そうか、良かった」なんて、笑顔でね

夫婦って、すげいなと思ったけどね

そこまでの男女愛ってえのは、おいらは、いまだ知らない

男女愛より、人間愛だっぺしと、負け惜しみぐらい

書いとこ

==============＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

十五屋　八王子では、鯛の縫い方　はいったようで

もう、みなさん、何食べてんだか　元気というかパワーというか

負けそう

今年の自分は、影に隠れるわけですので

皆様の活躍を　影から支える方になるわけですが

反対に、支えてもらっているので　情けないと思ってます

病み上がりなので　許してね