記録的な猛暑は、北の水中にも異変をもたらしている。カラフトマスの大豊魚と、イカの「熱中死」だ。水産業界は泣き笑いに揺れている。北方領土・択捉島は八月に入り、30度超す日が続き、地元住民が「20年ぶり」と驚く厚さに見舞われた。その天候の下、大量のカラフトマスが川をそ上中だ。
択捉の中心地・砂那から西に約五キロ有森地区。オホーツク海に注ぐ幅十メートルほどの川では、7月中旬からカラフトマスが上がり始めた。サケ・マス魚は択捉島で最大の産業だ。水揚げされた魚は島最大の水産会社ギドロストロイなどの工場で、フィレやすり身イクラなどに加工される。島を管轄するサハリン州のクリール地区行政府によると、すでに沿岸定置網で9000トンのマスが揚った。魚終了までにシロサケを含めて過去十年で最高三万五千トンの水揚げが予想されている。猛暑で完全に海も狂っていると思う。
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