未来へ延びる橋


橋 都心と臨海副都心の間に位地する江東区豊洲。海と運河に囲まれたこの一角は、新陳代謝が激しい東京の中でも最も変化が箸しい場所の一つだ。ついこの間まで、ここには造船重機や精糖などの工場が並んでいた。工場群が取り壊された跡には高層オプィスビルやマンション、商業施設、大学、公園などが建てられている。 ヘリコプターに乗って街を見下ろすと、そこかしこでビルの鉄骨とクレーンが林立し、風景が一変しようとしていた。豊洲埠頭では、「晴海通り」と「ゆりかもめ」の延長工事が着々と進められている。完成すれば、晴海通りは約2・8キロ伸び、中央区晴海から晴海運河を渡り、豊洲埠頭を経て東雲運河を超え、江東区有明で湾岸道路に至ることになる。 一方、ゆりかもめは有明駅から東京メトロ有楽町線・豊洲駅前まで約2・8キロ延長され、四つの新駅も設けられる。晴海通り、ユリカモメと共に、来年度末までに開通の予定だ。ゆりかもめはさらに、豊洲から中央区勝ちどきまで約3・9キロの延長も検討されている。都は2012年を目途に、築地市場を豊洲埠頭へ移転させる計画だ。晴海津りとゆりかもめが交差する地点は、移転予定地のすぐそば。計画が順調に進めば、二つの交通網が新たな「東京の台所」をさえる動脈ちなる。生まれ変わりつつある豊洲の町で、都心と湾岸の未来が交差しようとしている。


© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: