国宝「左薬坊」が倒壊するなどした世界遺産の厳島神社では、8日朝から一般参拝を中止し、神職らが県、町教委職員とともに被害状況の調査に入った。被害は社殿全体に及び、回廊の朱塗りの高覧や床板が外れ、回廊の朱塗りの客神社などでも床や板壁が破損し、計約20件ある国宝・重文の多くが傷付いたことが判明した。
被害は1991年の台風19号被害に匹敵するという。左楽坊のある回廊には、倒壊後に流出しないよう引き上げた左楽坊の朱塗りの柱など散乱して無残な姿をみせており、同神社の権禰宜の宮崎は「ここまでひどいとは。一体いつ修復できるのか」と呆然としていた。

