北側は晴れているが、頭上は雲が多く、時たま薄日が射す程度。
道路脇に車を止め、年配の夫婦が畑作業をされている。
久しく作業をされているのを見掛けなかった。
畑を借りて居られるのか、
こちらに居られて、町場の方へ住まいを移されたのか。
収穫時になると車が三・四台並ぶ。子供さんらしいのが、
せっせっと野菜を車のトランクに運び込んでいるのを見掛ける。
その時の子供さんの笑顔を楽しみに、
この寒さの中、作業されているのだろうなぁ~。
散歩道は斜面途中にある所もあり、上から余所のお宅が見える。
老婦人が綿入れの半天を着て、両手を後ろで組み、少し前屈みになって、
庭をゆっくり眺め、ボトボト歩き、次の庭を眺め、と見回って居られる。
ススキの種が飛び散らず残っている穂が、
首だけが傾いて風でひらひらしている。
ふと、それと何の関係ものない、
チベットの山で、張られた紐に括り付けられた布切れが風にはためいている、
のを連想した。
カラスが二羽飛んでいる、と見えたが一羽が執拗に追いかけている。
よく見ると飛び方が違う。一羽は殆ど羽ばたかない。
陽の当たり加減で、色が違う。
追っかけている方がカラスで、追っかけられている方が鳶のようだ。
くるくる回りながら、カラスが襲いかかるのを、するりと交わす。
その様にしながら目的の高さまで上がったのか鳶がスーッと目的地に向かって
滑るように滑空していった。
カラスはそのスピードに追いつけなかったのか、
追いかける必要がなくなったのか、別の方向に飛んでいった。
帰路の半分位で、頭上の雲も移動し、日が照りだした。
午後は、病院の梯子と、スーパーで殆どの時間を費やした。