second FLOOR

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事故処理~

事故処理~


ぽつんと取り残されたあくいの元へ来てくれたじゅんちぃ。
やっとほっとした。
やっと自分が生きてたんだと実感できた時だった。

これからいろいろ面倒なことがあるのだ。
まず傷が治るまで毎日病院へ消毒をしに行かなければならないのだ。
毎日とは言っていたけど、担当医師は毎日はいないので
週3回会社を休むことになる。
連休明けで忙しいときだっていうのに・・・。

次に向こうの保険屋とのやりとりだ。
翌週になって保険屋から連絡が入った。
加害者の旦那は月曜から出張の為3日間連絡がとれないので
事故の詳しい状況を確認できないとのこと。
おかしな話だよまったく・・・。

最初に連絡してきたのは、怪我の損害を担当する人だった。
この人は対応も早く、わかりやすい説明でいい人だった。
まずはあくいの怪我が治ってからということで、それから後で
慰謝料などの相談をするとのこと。
治療費や交通費等はすべて保険でやってくれるようだ。

次に連絡してきたのは物損担当の女だった。
なんか感じ悪い。形式的に話しているというかんじがにじみ出ている。
加害者が不在の為まだ詳しくは決定してはいないけど、基本的に
お互いの損害を賠償しあう割合はこの場合だと8:2だそうだ。
どんな場合だとこの割合が変わるのか?という質問には答えてくれない。
区役所などへ行き自分で調べろとのこと。
自分の客(加入者)ではないあくいへはそこまで面倒見れないのだろう。
この女、何度も「こういった知識はないでしょうから」を何度も
口にしていた。馬鹿にしまくりだ。そりゃ詳しくは知らないけど
こちとら少しは法律かじってんだ!という怒りを抑えてさらっと流した。

面倒だ。実に面倒だ。
傷は痛んでうまく歩けないのに、早めに修理するバイクを
バイク屋へ持ってって連絡してこいとこの女は言うのだ。
実に被害者の気持ちをわかってない。無知はお前だ。

この日から約2週間怪我の痛みに耐える毎日をおくることになる。

その後~へ続く


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