♪corocoroの二胡日誌

♪corocoroの二胡日誌

2014.04.21
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カテゴリ: 二胡日誌
昨日4月20日は、富ヶ谷にあるHAKUJU HALLへ出かけてきました。

「賈鵬芳(二胡)&堀沢真巳(cello)&フェビアン・レザ・パネ(Pf)」

時には三人で、時にはそれぞれのデュオで広がる音の世界は
確かな音色・表情豊かな音の粒・シンプルなのに広がる奥行き、
圧倒的な美しさを持って客席に届いてきました。
流石の風格。







鳥の歌 (二胡&cello)
スパニッシュダンス 
なつかしい日々(二胡&Pf)
OBLIVION(二胡&Pf)
ボカリーズ(cello&Pf)
Stella by Starlight (cello&Pf)
三門峡暢想曲(二胡&Pf)


Grand Illusion (Pf)
遥かなる旅路II (Pf)
燕子 
春風為我来
イパネマの娘(cello&Pf)
TOMORROW
古の春は来たりて

アメイジンググレイス(二胡&cello)
賽馬



二胡とチェロの音の相性は抜群で、
賈先生の二胡と堀沢さんのチェロは
お互いがお互いを高め合っているかのよう。

低音のじんわり沁みてくる甘い音色を存分に堪能できました。

パネさんのピアノは、クリアな響き。
シンプルに弾いている時も音が立っていて美しい。
でも三門峡のような曲では重厚感、ダイナミックな面が表に現れてきます。
これまで何度か聴いてきた先生の三門峡ですが
更に丁寧に旋律を歌われていて、今回のはまた一味違っていたような…?

「古の春は来たりて」はパネさんのオリジナル。
中国的な雰囲気のある、変拍子も印象的な聴き応えある1曲で締めくくられました。
このメンバーは今回初の組合せ?とのこと、
また是非聴いてみたいお三方での演奏でした。



````````````



Zeno Quartet+の演奏を聴きに行きました。
東京での初披露となるこのライブ、私もとても楽しみにしていました。
二胡2、中胡、そして関東では目にするのも珍しい革胡に打楽器のユニット。


これまでの二胡の音楽をイメージしていたらちょっとビックリする。
民族楽器でありながら実はもしかしたらオールマイティ。

そのチャレンジに、グルーヴに、そして信頼感に、私自身は震えました。
正直いうと、羨ましかった。そしていろんなことを感じた。

こんなの二胡の音楽じゃない!って思うのは簡単。
でもこういうのもできるということ。最終的にはすべて音楽。
私はこの世界も好きでした。


演奏する人ならわかることですが、
胡琴四重奏でここまで響きを合わせるのは難しいことだと思う。
奏者それぞれの揺らぎ感は本当に違う。
そこをそろえられる技量。いえ、意識はしていないのかもしれない。
意識していないとしたら、なおさらすごいことです。
関西でその演奏を聴く機会も多かった胡琴のメンバー氏たちは
本当に素晴らしく進化なさっていました。
ガツンとやられた心持ち(笑)
東京にまた来ることがあったら、さらなる進化を見届けたい。



実は、刺激が大きすぎて
ライブ後の数日間はちょっと思考がバラバラに。
私は何をやっていただろうか。成長したと言えるだろうか。
そんなことをエンドレスに考えていた。
けれど。
考えている暇があったら、楽器を持てばいいんです。
どんどんどんどん練習しよう!
自分の為に。私達の二胡の為に。









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最終更新日  2014.04.21 18:17:57
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