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2015.05.12
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腸内フローラについての続きです。



NHKの番組で腸内フローラについて取り上げられてから、

腸内環境がヒトの様々な代謝に思っていたよりも大きな影響を与えることが知られるようになってきました。





肥満のヒトの腸内細菌をマウスに移植すると、そのマウスはどんどん肥っていった…、

というのは多くの視聴者を驚かせたのではないでしょうか。





腸内細菌は乳酸や短鎖脂肪酸(酪酸、酢酸、プロピオン酸)などを生成し、

これらは糖新生の原料になります。

特に酪酸は大腸でエネルギー源として使われます。





断食をすると、最初の数日は下痢が続くことがあります。






断食によって腸内細菌のエネルギーが不足し、酪酸を産みだすことができなくなったため、

大腸で水分を吸収する能力が低下し、下痢してしまうのです。




NHKでは短鎖脂肪酸が体脂肪を燃やすというような表現を使っていましたが、

それは言い過ぎです。


ただし酪酸が腸脳神経回路を通して糖新生の遺伝子発現を活性化し、

それはプロピオン酸を材料として起こる(※1)というのは有益な発見です。





さらに短鎖脂肪酸には遊離脂肪酸受容体が存在し、

ケトン体であるβヒドロキシ酪酸も含め、

Gタンパク共役受容体を介した神経系への作用や全身のカロリーコントロールなどに関する研究が進められています。







さてNHKで取り上げられたトピックの中でも意外なのは、

腸内環境が性格にも影響するというトピックではないでしょうか。




性格も逆転したという研究結果を紹介していました。





このあたりはまだ追加実験のないところで鵜呑みにはできないのですが、

最近の報告で「高脂肪食のマウスは性格が破たんする」というような内容の論文が出てきました。




高脂肪食だと体重は変わらないものの、探索的活動や認知機能、

ステレオタイプな行動に破綻をきたし、腸のバリア機能が壊れ、体内を循環するエンドトキシン(毒素)が増え、



最終的には脳血管ホメオスタシスを破綻させるという内容です。




これまでに何度も紹介している通り、

ローカーボ・ダイエットによって発生するケトン体は有益な作用が非常に多いのですが、


高脂肪食による腸内環境の悪化は問題です。






そこで腸内環境を整えるふたつのものをここで紹介しましょう。






まずはイヌリンです。別名「フラクトオリゴ糖」。









これは上行結腸においてビフィズス菌を増加、

横行結腸においてビフィズス菌と乳酸菌を増加&大腸菌(悪玉)を減少、

下行結腸においてビフィズス菌と乳酸菌を増加&大腸菌とブドウ球菌(悪玉)を減少させてくれます。




さらにイヌリンによって増えたビフィズス菌が、

プロピオン酸や酪酸などの短鎖脂肪酸の産生能を高めることも明らかにされています。

またイヌリンが悪玉菌によって産生されたアンモニアを減少させることも示しています



摂取量としては一日に10g弱でいいでしょう。

この程度の量でしたら、腹部膨満感などの胃腸症状を伴わずに使用できたとされています。



もう一つお勧めしたいのが、ラクツロース(ラクチュロース)です。








これはガラクトースとフルクトースを人工的に合成した糖質で、

ビフィズス菌や乳酸菌を増やすことが分かっています。




最近話題になっている「水素水」というものがありますが、水素には活性酸素を除去する作用があるため、

原理上は効果があるはずです。


しかし、実はヒトの腸でも水素ガスは発生しており、

その量は「一日に1リットル」です。これをグラムに直すと、約89mgです。



いっぽう、水素が飽和した水を1リットル飲んでも、水素は1.6mgしか摂取できません。

そこで、腸内環境を整えて水素ガスの発生を増やすことを目指します。


さて、ラクツロースを12.5g摂取したところ、水素ガスの発生が通常の8倍になったという報告があります。



ラクツロースはもともと薬剤で、

肝性脳症や高アンモニア血症患者のアンモニアを減らすことを目的として開発されました。

便秘の薬としても使われるので、下痢気味の人には向かないかもしれませんが。





ともあれ、ローカーボ・ダイエットで高脂肪食となっており、

どうも腸の調子が悪いとか便秘気味になっているという方は、


イヌリンやラクツロースの摂取を検討してみるといいかもしれません。


著者/山本義徳から 抜粋






フラクトオリゴ糖 トクホの商品です

使用方法は 砂糖がわりに 飲み物食べ物に


一日 スプーン3~4杯 程度 使用します。












食品として1日1~2回を目安に、小さじ1杯をお水やお好みのジュースなどに混ぜてお召し上がり下さい。











ラクツロースは サプリメントではかなり効果になるため

お手頃なものを 掲載させていただきました。参考にしてください。














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最終更新日  2015.12.29 12:24:40
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