臼井不動産．横須賀不動産コンサルティング

2023年12月16日

関東ロ－ム層の斜面崩落で、尊い命が奪われた裁判。

カテゴリ：不動産コンサルティング

　マンションや建売住宅のビジネスは、土地を安く仕入れなければ高い収益が期待できない。
そこで崖地だろうが池、畑、山林など、人が見向きもしない土地を安く購入して宅地に造成し、完成宅地にする企業がある。
激安な土地は大きなリスクも潜んでいるのを承知の上でマンション建設をしたり、建売住宅をする。

横須賀であった裁判は、斜面の危険性は買主は把握していた。
崖の崩落。地盤沈下。地震で液状化現象に見舞われる大きなリスクがある土地は、問題が起きたときは開発責任が分譲業者にかかってくる。

逗子の高台に建設されているマンションの斜面が崩落し、通行人が犠牲になった管理責任はマンション管理側に責任があるとの判決だ。

斜面崩落の前日に斜面の亀裂に気が付いたマンション管理会社の担当者が会社に報告を入れたが何の対策も講じなかったことが、マンション管理会社側の落度と認定されたのだ。

逗子は関東ロ－ム層の地盤で柔らかい。　さらに活断層もありマンション管理者側は適切な管理責任があるにもかかわらず対策を怠った。

横濱、横須賀道路の入り口でも「逗子インタ—」で大きな崩落事故が起きた。
岩盤と違い柔らかな地盤の土地は、大雨でいつ崩れるかわからない。
そんな土地を購入して大きな崩落事故があれば、人や建物に損害を与え多額な賠償金で利益は一瞬にして吹き飛ぶ。会社存続のリスクもある。

裁判に勝っても被害者側は、生きていれば楽しい生活をエンジョイ出来たのに気の毒ですね。
弊社は崖地、埋め立て地、活断層の走る土地は購入を見送っています。
地盤沈下でトラブルが起きた物件を沢山見ているから君子危うきに近寄りません。

本日朝１０時に契約した横須賀市内の土地１０3坪は、高台ですが岩盤なので安心できます。

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