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久々に定時で仕事が終わり、早々と仕事場を後にした。
仕事場まで車で通勤している私は、毎日片道 35kmを約1時間
かけて通っている。いつもは眠くなる帰り道。だが今日は違う。

健一:「先日、給料も出たことだし、久々にパチ屋によって行くか」
そう思うと、眠気などなんのその、パチ屋に近づくたびに、
テンションが上がってきた。
健一:「早くつかないかな。渋滞は嫌いだ」
夕方6時に差し掛かる、国道を私は走っていた。
帰宅ラッシュの時間帯。渋滞するのも無理も無い。
ようやくパチ屋につき
健一:「今日こそは、勝ってやる」
強い意気込みで、自動ドアをくぐりホールえとたどり着いた。
・・・1時間後
健一:「チッ。今日も、 やられた 」
現金は見る見る内に吸い込まれ、あっと言う間に、
財布の中がカラに。
健一:「やっぱり、来るんじゃなかった」
後悔したところで、何の解決にもならず。金が無ければ
何もすることも出来ないので、家路へと向かう。
母:「おかえり、健一。今日も残業してきたの」
健一:「うん、少しね」
母に嘘をついた。多少の罪悪感を感じる。
母:「今日はね、じゃぶしゃぶ用のお肉が半額
だったから買ってきたの。さっ早く食べましょう。
健一が帰ってくるの待っていたんだから」
そういうと、母はスパーの特売で買ってきた肉を見せてきた。
980円がレジにて半額の文字が目に入ってきた。
母が、少しでもいいものを息子に食べさせるために、
たまの贅沢として買ってきた、しゃぶしゃぶ用の肉
健一:さっきまで、私はパチ屋にいたが、千円使うのは
ほんの数分の出来事。しかし母は日中、近所のスーパー
で数百円の値札とにらみ合い、家計をやりくりし食材を買っ
てくる。この差はなんだ。私の金銭価格はどうしているのだ。
私が働いても一日の給料は、たかが知れている。しかし、
そのお金も、パチ屋では一時間ももたない。自分がどれ程
無駄遣いをしているかの現実を突きつけられた気がした。
健一:かあさん、ゴメンよ。もうパチはしないから。
そう思いながら、食卓えとついた。久々のしゃぶしゃぶは旨かった。
・・・だが翌日も
パチ屋で台に向かっている私は
・・・ギャンブル中毒・・・確定・・・ですか...orz...!?
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