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9921M@ Re:「地獄のズバット」 ~ズバットソング3部作第1弾! 列伝133(04/05) 怪傑じゃなくて快傑ですな。 まあ怪の字を…
人間辛抱 @ Re:「だれかが私を待っている」 列伝94(04/02) 初めまして、 宜しくお願い申し上げます。…
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2005.09.02
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カテゴリ: 特撮
決着はついた。またしてもおれの負けだ。ブラック小隊もすべてやられた。完敗だ。
あとから改造されたせいか、それとも、もともと能力がすぐれているのか、1号ライダー以上にヤツのパンチは重かった。蹴りは強かった。
あの忌まわしいライダーキックをまたも受け、吸血沼にふっとばされたおれは、さらに水中に高圧電流を流され、感電した。あぁ、これでおれも終わりか。くそう、ライダーめ、あれだけトレーニングも積んだってのに、今度も勝てなかったか。
くやしさと怒り。汚い沼のなかで電流に体を蝕まれながら、おれの心はそのふたつの感情でいっぱいだった。くそう、くそう!
そのとき、体のどこかでカチリと音が聞こえた。なんだ?
次の瞬間、おれの体を電流とは別な痛みが走った。メキメキと音を立てておれの肉体がきしむ。まるで他のものに生まれ変わるかのような衝撃。そして、不意にその痛みが消え去った。気がつくと、心の中で荒れ狂っていたくやしさも怒りも収まり、妙に落ち着きを取り戻していた。
水中がにごっていたのを幸いに、ライダーが追いかけてくるのを防ぐため擬似爆弾を破裂させ、爆死したように見せかけた。そして気配を殺し、おれは泥の中に身を潜めた。そうしている間にも体がムズムズするのを感じていたが、どうにかこらえた。

どのくらい時が過ぎたのか。おれはそっと水面から顔を出し、辺りを見回した。だれもいない。むろんヤツもいない。どうやら欺くことには成功したようだ。
やれやれ助かったか。おれは沼から上がった。やけに身が軽い。

その手で顔や体を触ってみた。ちがう。なにか無数のイボのようなものに覆われている。
おれは沼の水面に顔を映してみた。サァッと風が渡り、水面を波立たせる。それが収まったとき、見慣れぬ顔がそこに映っていた。
ヒル?そうとも言える。しかし、別な生き物のようにも見える。どこか見覚えのある顔。そう、カメレオンだ。…カメレオン?
しばらくおれは、水面に映った自分の顔を見ながら考えた。どうしてこんなことになったのか。そうだ!度重なる身体の改造により、その時々の要素か能力、何かはわからないがさっきの電流のおかげでそれらが一気に融合し、まったく新しい怪人、合成怪人として生まれ変わったのか!すばらしい!
おれは思わず興奮し、あたりの木々に拳を打った。バキッ!いとも簡単に折れ、音を立てて倒れる。なんてパワーだ!おれは夢中になって拳を打ち、蹴りを放った。そのたびごとにあっさりと倒れてゆく木々。ようし、これならヤツにも引けをとらない!
おれは考えた。こうなったら、このパワーを生かし、今度こそやつを倒してくれるぞ。いやその前に、おれのこの手で、新しい組織を作り上げてやる。そして、おれがこの手で、世界を征服してやる!
今日からおれの名は、ヒルカメレオン様だ!
(つづく)





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Last updated  2005.09.02 21:30:56
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