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鋭い指摘です、
「びっくり水」 (マーケットバンク 黒岩 泰)
(2007年11月14日発行) 【Daily E*TRADE EXPRESS】「びっくり水」とは、麺や豆などを茹でるとき、熱の通り具合の調整や吹きこぼれ防止のために加える水のことを指す。沸騰したところに水を差すことで均一に熱が伝わるほか、急激に温度を下がるので、吹きこぼれ対策にもなるという。しかし、料理専門家の間でもこのびっくり水には賛否両論があり、否定派も少なくはない。びっくり水を差すことで表面が荒れたり、 ぬめりが出ることもあるのだという。
「思わぬ好決算」は、株価が下落しようとしているとき、一時的に投資家 心理が改善し、投げ売り防止の役に立つという。下落しそうなところに買い材料を出すことで買方の損失を一時的に減少させるほか、いきなり好材料を出すことで一方的な投げ売りを食い止めることができる。しかし、売り専門家の間でもこの好決算発表には賛否両論があり、否定派も少なくない。好決算を発表することで投資家心理が妙に強気に傾いたり、改めて売る気がなくなることもあるのだという。
本日の東京株式相場は前日の米国株の急上昇によって大幅高となった。しかし、その上昇要因となったのが、ウォルマートの好決算や ゴールドマンサックスの「サブプライムの影響は限定的」との見通しによるもの 。売り方 にしてみれば予想外の材料であり、「ビックリして買い戻した」というのが現実のようだ。つまり、今回の上昇は「アヤ戻し」であり、行き過ぎた弱気心理の修正と考えることができそうだ。
しかし、「びっくり水」をいっぱい入れすぎると、温度が急激に低下し、料理がまずくなる。それと同様に「思わぬ好決算」や「リップサービス」が続くと、投資家の弱気ムードは後退し、買い戻したくなってしまうのだ。せっかくうまい料理を作ろうと思っても、水をドバドバ入れてしまえば、料理も台無しというもの。
適度な「びっくり水」が必要なのであり、金融当局や企業トップの「意図的な発言」は相場形成に悪影響を与える。決して下落を祈っているわけではないが、相場は成り行きに任せたほうが結果的にうまくいく。下落あればこその上昇もあるということだ。
このゴールドマンの今日のコメントは昼から気にはなっていた、
[ニューヨーク 13日 ロイター] 米ゴールドマン・サックス・グループのブランクフェイン最高経営責任者(CEO)は13日、著しい資産の評価損を計上しないとの見通しを示した。同CEOはメリルリンチ主催の会合で、「多額の評価損計上を予想しているか」との質問に対し、「していない」と答えた。
ウォール街の他の金融機関が多額の損失を計上するなか、ゴールドマンの第3・四半期(6─8月期)決算が大幅増益となったことから、市場では非現実的なバリュエーションに基づいたものとの疑念が高まった。
しかし、ブランクフェインCEOは「バリュエーションをしっかり把握していると確信している」と強調した。(以下略)
今年度3Qの黒字決算発表でも、
レベル3資産をほとんど赤字扱いにしなかったことが判明した後だけに、余計、ゴールドマンCEOの今回の言葉に疑義がくすぶる、
一昨日の 「レベル3」資産保有高開示 の際に、メリルよりも3倍も多いことを指摘されて、ほぼ同じような コメント ( レベル3だからといって評価額が適正でないとは限らない ) を CEOはしている、
これを聞いて個人的には「彼は詐欺師ではないか」などと思ってしまったものだ、
こんなしょうもないコメントに株価が反応するという現実である、(マッ、いつものことなのだが、)
黒岩氏の突っ込みヨロシク、
ゴールドマンのリップサービス、および強気の(レベル3資産の)バリュエーション(評価)がどこまで株価を維持させるか、とくと拝見したい、
間違っても、最後の最後に、
「やはりバリュエーションはアウトだった」だけは勘弁してほしい、
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