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2010/11/24

　緑内障の患者数が増えています。厚労省の発表では1987年が144,000人だったのが2005年には544,000人に急増しているのです。また、自覚症状のない予備軍とも言うべき患者数ほ、おそらくこの10倍以上とも言われています

　緑内障はが高いことで視神経が圧迫されて死んでいく病気ですが、目の視神経線維120万本のうち、症状が出てくる頃には2/3が失われるのだとか。

　原因は大きく分けて2つあって、一つは眼圧が上がり視神経がダメージを受け視野が欠けていくケースで、これは加齢のためで、多くの場合がこれに当たります。

　もう一つが最近多くなっていて問題とされるケースで、眼圧は正常でも、視神経がダメージを受け発症してしまう場合です。この2つ目の場合は、目を酷使する事により目の神経の周りの血液の循環が悪くなるためだとされています。は、携帯やパソコンの画面のような発光体を長く眺めていることが原因で目が疲れ筋肉が緊張し硬くなって目の中の動脈や静脈を縮めてしまうのです。
更に近視の人は元々目の筋肉がうまくスムーズに動きませんので、目の筋肉の血管を締めたり緩めたりができないので、ポンプ作用が弱まり、なおさら血流が悪くなり、近視の合併症として、血流障害による緑内障が起きているのです。

　一度死んだ視神経を生き返らせることはできませんので、視野欠損は元に戻ることはありません。目を酷使しないこと睡眠をよくとること、ストレスを溜めないようにすること、目を酷使しない事で時にはホットタオルを目に当てるなどして目を休ませる事が必要です。

　パソコンの仕事が多い人ならパソコンのモニターは70センチくらい離してモニター上部が目線より15から20度くらい下に来るようにします。
　さらに姿勢も大切で、前かがみになると目の筋肉の血流が1/3にまで減少し緑内障の原因になる危険性もあります。特に1日7時間以上、パソコンや携帯を使用する人や、蛍光灯などの人口光の中に1日いる人は、6ヶ月に一度は眼圧と眼底検査を受けた方が良いようです。