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2020.12.27
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私にとって実質的な第九入門になったのはスウィトナー指揮ベルリン・シュターツカペレetc.によるアナログLPレコードで、当時はどちらかと言うと録音の評判に惹かれて購入したものです。

今ではあまり言われる事が無くなりましたが、当時はスウィトナーの録音に使用された B & K マイクというのが話題によく上がりました。
ややハイ上がりのバランスですが、エコー成分をしっかり捉え音場感豊かな録音に特徴があります。

オーディオ評論家の神崎先生の話だった?と思うのですが、うろ覚えで、こんな事を言っていて「B & K に取材に行ったら2セットで安くしてやるって言うんだよ。急遽国際電話で石田(善之:オーディオ評論家で録音エンジニア)に、2セットで安くするって言うんだけど、ワンセットいる?って聞いたよね。」
これ安くと言ってもワンセット何十万とか百万とか言っていたような?高価な代物です。
こんな風に当時はけっこうな話題性を持っていました。

1984年か85年にスウィトナー指揮ベルリン・シュターツカペレの公演を東京文化会館で聴きました。
レコードで教会のエコーたっぷりの音に慣れていたものですから、イメージより率直で元気のイイ演奏に感じ、少しだけ期待外れにも感じたものですが、今回YouTubeへのアップの為CDを取り寄せ聴いたところレコードで昔聴いた感触よりハッキリした音楽進行で実演を思い出しました。

昔は大きめのスピーカーを使用していたので、少しゆったりした音響でエコー成分をバランス的に感じる音で聴いていた為、本来の演奏の機動性がマスクされていたようです。





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最終更新日  2024.06.14 10:09:09
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