日本は「一撃講和」を期待して南京攻略を進めましたが、中国は首都を捨てて内陸へ移動し、徹底抗戦の姿勢を強めました。黄河の堤防を破壊するなど、自国民の犠牲をいとわない作戦まで行われ、戦争は長期化していきます。さらに米英ソの支援により、中国は持久戦を継続し、日本は国際的に孤立していきました。
出口戦略を欠いたまま戦争を続けた結果、日本は南方へ進出して資源を確保しようとします。しかしそれがアメリカの石油禁輸を招き、「撤退か開戦か」という極端な選択に追い込まれました。最終的に真珠湾攻撃へとつながり、戦争は太平洋全域へ拡大しました。
振り返ると、日中戦争は戦略目標の不在、意思決定の遅れ、現場と中央のねじれが積み重なった組織崩壊の物語でもあります。どこか現代の組織にも通じる教訓があるように思います。
PR
Calendar
Comments
Keyword Search
Freepage List