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ボスが厚○、夫が文○。二つの行政専門家に鍛えられた上、遠い昔、ボランティアではあるが、いのちの電話相談員の研修・相談員を経てきた私である。素人ではある。通常はずぼら・鈍感であるが、なにやらピンと来る時は来るものである。
先週、4才の女の子を連れた女性が初めて礼拝に訪れた。礼拝後に軽い昼食をとっていたが、どうも女の子(Mちゃん)の様子があまり穏やかでない。大人を極端に怖がっている感じを受けた。自分では食事を口に運ぼうとしない上、母親が食べさせようとすると、身をよじって嫌がる。ひたすら指しゃぶりをする。そのうち時間が経つに連れ、子ども達とはうち解けたようにみえた。あ、初めての場所に緊張していただけなのか。うん。でもどこか気になるMちゃんの行動…。
母親はフラメンコダンサーを目指してスペインに渡ったらしいが、どのような生活をしたのか要領を得ない話し方が気になった。帰国してもダンス一辺倒の生活だったようだが、ヘルニアを患い自宅療養を余儀なくされたとか。Mちゃんを出産し程なく離婚。毎日ギリギリの生活をしているそうである。
「どこの幼稚園(保育所)ですか」と私は問うた。すると、「S保育園に行かせていますが、今は事情があって休ませています」と返してきた。S保育園とは、車で片道25分くらいかかる、子育て支援に熱心なミッション系の保育所である。しかし、母子の住まいは我が小学校のすぐそばだとわかった。
Mちゃんの今後を少しは心配しているような母親は、「小学校ではいじめがありますか?」といきなり聞いてきた。私は「深刻なものがあるかどうかはわかりませんが、小さなことならあるでしょうね」と応えた。そんな話をするうちに、彼女の言っていることがどんどん不可解に思えてきた。
曰く、「3歳児検診など、集団検診で発達に遅れがあると見なされた場合、行政はその子達を一つのグループ内に入れて『投薬』を始めるんです」だの、「ヘパリンの薬害は、ずっと前から指摘されていたのに、国も県も動こうとしなかった上に、意識的に犠牲者を出しているんです。私はあるグループにお願いして、アメリカからの資料も手に入れました」だの、「○○大学の××教授の著書を読んで更に疑うようになりました。その先生に会いに行きたいんです」だの。
「自治体の病院や機関に納得がいかなければ、Mちゃんに合った専門家をさがすことも必要ですね」と私が言うと、彼女はすかさず「隣の市まで行ったんです。でもすぐにこちらの自治体に『通報』されてしまって。とにかく県は国に牛耳られているんです。恐ろしいことです」と返してきた。
なんだか変だぞ。お子さんも心配だが、むしろ彼女の方がもっと心配だぞ。だからといって私がアクションを起こすわけにも行かない。彼女が続けて教会に来るようであれば、徐々にわかってくるだろうけれど、なんだか心配。
2年後には確実に我が小学校の児童になるMちゃん。保育所を休ませていながら、いきなり小学校に入学となった場合~それも母親が我が子の発達に関して疑いを持っているのに受診を拒否しているMちゃんの場合~母親自身も担当教師も、すんなり穏やかには話し合いできない場面が出てくるのではなかろうか。
そして一週間後の本日。礼拝が終わったあとで、牧師夫人から「やはり」な事実を聞かされたのだ。
(以下次回)
選挙のお話2 2009年08月23日
ちょっと心配~その2 2008年04月22日 コメント(6)