ホシミスト3013の天体撮影記

ホシミスト3013の天体撮影記

2019年04月11日
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透明人間現る現る~~ウソを言っては困ります現れないのが透明人間です~~
 懐かしいですね~~見事なパラドックスの歌詞です

 昨晩、また別のパラドックスが、世界初で発表されましたね
 そうです、
 ブラックホールが見えた!というやつです。

 見えないのがブラックホールです・・・
 な~~んて言わないの!

 ものすごい質量と高密度さで、
 重力加速度が光速を超えた天体、それがブラックホール

 ブラックホールは目で見ることは不可能なんですね。

 でもその重力に引かれて、そのブラックホールに引き寄せられる物質は
 そのブラックホールに向かう速度がどんどん加速されて
 いつかは光速を超えた速度でブラックホールに向かいます。
 その光速を超える刹那、
 大量のX線を放射し、明るく輝きます。

 その光輝く部分を降着円盤、光速を超えて見えなくなる場所を事象の地平面、
 と呼びます。
 これまで、その光輝く降着円盤を、光点として見ていたわけですが
 今回その降着円盤の中心に見えない(真っ暗な)部分がある、
 というドーナツ状の画像が得られたわけですが

 ブラックホール(とその周囲の光速以上の重力が発生している範囲)、
 ということになるわけです。
 これまでこれはすべて想像で絵図を描くしかなかったのですが
 実際にこういう風に見える、ということが、
 その光輝くわずかな光点の中を分解して見ることで、わかってきたわけです。


 近づいてみるといくつもの光源が集まって
 一つの光束になっていることがわかる、
 それに似た感じでしょうかね。
 もちろん今回のブラックホールは近付くことはできませんので
 望遠鏡で見て、解像度(分解能)を上げて、その小さいものを見たわけですが。

 見つかった場所は、おとめ座銀河団の中のM87。
 M87の中心には、昔から超重力のブラックホールがあると目されていました。
 M87自体は小型の望遠鏡で写すことができます。
 2017年に撮影したマルカリアンチェーンですが
 この画像の一番下に写っている楕円銀河がそうです。





Takahashi SKY90(D90f407RD)
Canon EOS Kiss X7i ISO1600 60秒×90Fr
Takahashi EM100 + Celestron NexGuide + Takahashi FC60
2017.02/28 自宅庭より
DSS(L90D27F45DF40B0) KappaSigmaClipping 32bit処理
Adobe PSCS2 SI8 NeatImage
2019.04/11再処理


 この5000万光年ほど離れた場所の中心のわずか数百億キロメートルを
 そこまで拡大して、中の様子を見たわけです。
 すごいですよね!!!


 さて、このニュースを見ていた我が家では
 最近星の話題にも話を合わせてくれるようになってきた「内」が
 例によって身近な『自称星博士』にいろいろと質問を投げかけてきます。

 「おとめ座の方角にあるって、おとめ座の星は吸い込まれないの??」
 『今窓から大分の夜景が見えているけど、
  15km離れたスポーツ公園は壁にかかっている時計の方角
  新日鉄の工場は冷蔵庫の方角
  と言っているのと同じことで、
  じゃあ新日鉄の高炉で冷蔵庫は燃えないの?とは聞かないよね?
  その方向のはるかはるか遠くにある、ってこと。
  銀河の直径は十万光年で、
  今回のブラックホールは5000万光年だからね』

 「ブラックホールって宇宙に穴があいてるの?」
 『いや、光がその重力に負けて外に出てこないから見えないだけ』

 「重力が光速を超えるってどういうこと?」
 『地球の重力を振り切って宇宙に飛び出すには
  地球の重力の加速度を超える加速をしないと出られない。
  地球の重力による加速は約10m/秒だから、
  それを超える加速を出せるロケットエンジンなら地球の外に出られる
  光の速度は約30万km/秒
  重力加速度がそれ以上の速度なら、光もその重力圏から脱出できない』

 「よくわかんない」
 『時速300kmの新幹線に人が乗っていたとして、
  新幹線の真後ろの新幹線の外の地面に立ってる人がたまたま
  新幹線に乗っている人が時速150kmの剛速球を投げるところを見たとする、
  すると地面に立ってる人からは
  時速150kmで遠ざかるボールを投げたことになる。
  もし時速300kmのボールを投げたら止まって見える。
  時速300kmを超すボールを投げて初めて自分に近づいて来るように見える、みたいな』

 「重力が大きくなるのは大きな星だから?」
 『その星の密度も影響する。小さくても高密度なら重力も大きい。
  太陽の重力は地球の30倍くらいだけど、
  太陽をサイコロくらいの大きさに圧縮したら
  重力が光速を超えるかも。』

 「ブラックホールって星なの?」
 『僕はそう思ってる、大きくて高密度で重力がばかでかい星』

 「見えないじゃん」
 『見える見えないではなく、実質的にあるない、で考えたら、ある』

 「竜巻を上から見たみたいに何もないのかと思った」
 『その写真は竜巻の中心の何もないところみたいに見えるけど
  実際は物質はあって、だけど動きが早すぎて見えない
  見えないけどある』

 「球状の星の重力はどの向きにも同じにかかってるからどの方向から見ても同じ?」
 『太陽に自転があるように、ブラックホールも恒星の超巨大版みたいなものだから
  (と思ってるから)
  自転があって、その回転軸に垂直に、その引き寄せられた物質の
  円盤ができているかも。それを真上から見下ろしたら
  今回の写真のように、その円盤の中央に真っ暗な星がある
  と見えるかも。』

 「こうやって話していると、宇宙って小さく感じるね」
 『そう、もしかしたら太陽の周りの渦に惑星ができたように
  ブラックホールの周りの渦に恒星ができるのかも。
  だとするとブラックホールよりも{もっと大きくて高密度な天体}があって
  その周りの渦にブラックホールができるのかも。
  その{もっと大きくて高密度な天体}が太陽のように寿命を迎えて爆発すると
  それがビッグバンなのかも。
  恒星が爆発した後のガスから次の恒星や惑星が誕生するみたいに
  ビッグバンで広がったガスの中にブラックホールが生まれて
  その周りに銀河ができて、
  やがて重力で引きあって融合した銀河の重力が、
  ビッグバンで飛び散ったものの加速度を超える力になった時
  遠くの銀河も引き寄せられてきて、その中のブラックホール同士が融合して
  巨大なブラックホールになって、
  その巨大なブラックホールが何万個も融合すると宇宙にあるのは
  そのブラックホールを超える{もっと大きくて高密度な天体}一つだけになり
  それがまたビッグバンを起こして・・・』

 「じゃあ、太陽系の外に別の太陽系があるみたいに
  銀河の外にまた別の銀河あるみたいに、
  宇宙の外に違う宇宙があるのかも??」
 『そう、このテーブルの上に乗っているこの丸いチョコレートくらいが
  今宇宙と呼ばれているもので、それが[もっと大きな物]の周りをまわっていて
  太陽系に惑星がいくつもあるみたいに[もっと大きな物]の周りには
  また別な宇宙がいくつもその周りをまわっているかも。
  そしてそういう太陽系みたいな[もっと大きな物]系がいくつもあるかも。
  銀河という空間の中にいくつもの太陽系があるみたいに
  そしてその銀河みたいなのがこのテーブルというスペース』

 「じゃあ、このテーブルもいくつもあるかも??」
 『そう、僕らが宇宙と呼んでる空間には銀河がたくさんあるように
  宇宙という天体がいくつも集まった集合体がたくさんあるのかも』

 「そういう宇宙の大きさのことを考えると気分が悪くなるって言ってなかったっけ?」
 『そうだよ~~、限りなく大きいところまで考えても
  もっと大きいものがあるかも、なんて際限がない。
  でもそれでもそれが入る空間があるわけだし、
  それが入る空間を入れておく空間があるわけだし・・・
  あ~~気分が悪くなってきた・・・
  もうそうなると光の速度で考えられる世界じゃないから
  理解を超えるので考えないことにする』

 ・・・
 え?今日のブログをここまでまで読み進んできた人がいるの??
 うそ・・・

 ちょっと前に、宇宙とかそういうものを感じる曲があるか?って聞かれて
 エンヤのアルデバランと答えたことがありました。
 しかしその曲は、今実際に有るこの宇宙の中の広がりを感じる音です。
 今日の話のように、理解を超える範囲の広がりを感じたのは
 YMOのライディーンの曲の終りの寸前、です。
 私はこどものころYMOに はまった のではなく
 この曲のこの部分に はまった のです。

 YOUTUBEのこのアドレス、12分44秒からその曲のフェードアウトまでの間です。
https://youtu.be/EU-J73Y-lqM





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最終更新日  2019年04月11日 21時46分16秒
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15年ぶりに趣味の世界に帰ってまいりました。はたして天体写真の腕が上達するのか?その足跡を残しておきたいと思ってはじめたブログです。
最近は、DeepSkyStackerというフリーソフトを使えるようになり、画像が格段によくなってきましたが、その分庭からでなくなってしまいました。暗いとはいえ住宅地からどれくらい星が写せるのか、も見ていただけたら、と思います。
なお、梅雨など、星が写せないときには遠景や花など、節操無くアップしますのでご容赦を。
(^^ゞ

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