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2004年05月15日
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どうしても起きられないのは体が睡眠を欲しているからだ。
だから、いざなわれるまま心ゆくまで睡眠をむさぼった。

待たせてごめんなさい。
それでも、私の状況を一生懸命考えてくれることが、
見当違いだけどありがたかった。

お気に入りのカフェの近くにひっそりと存在する古本屋に行って、
棚の端から端まで、興味のあるなしにかかわらず、
自分の感性に合った本を物色し続ける。
気付いたらその本屋に2時間以上滞在していたが、

店番の、長髪を束ねてメガネとマスクをつけた不審者系お兄さんと
二人きりの空気も心地よくなってきたころあいを見計らって
会計に望むが、気付けばレジ横に積ませてもらった私の感性を擽った本は、
手がちぎれるほどの量になっていた。でも、ためらわなかった。
どれをやめようかなんてもったいないこと思わなかった。
古本屋で出会った自分の感性に合った本というのは、一期一会だから。
中毒を恐れる余りタバコもお酒もマリファナもやらない私が、
唯一、中毒と言われても、活字はやめられない。


お気に入りカフェの杏仁豆腐をテイクアウト、
そして、エバンゲリオンの考察本を手土産に再会。
多分、あんた以外は喜ばないぜ。だから貰ってよね。

わかってますとも。だからこそ、いっぱいしたいのだ。
私にされた仕打ちに対しての対価を何も求めないその無欲さ。
多分それは、無欲とか欲とかいうことではなく、
おそらく彼女にとってそれは別にたいした問題じゃなかったのだ。
けれど多分、今お互いが許しあっている範囲のことは、

意識して認識しておかなければならないけれど。

まぁ、そんなあんたの存在が、
私が人に対して欲をかかなくてすむ理由かもね。

ついでだから言わせてもらおう。

あんたが望むなら、私は何にだってなるし、
私は、何だってすると思うよ。
何だってしたいと思う。世の中の常識とか法律は関係なく。
私のなけなしの誇りとかも、あっさり生贄にだせるだろう。

けど、悪びれもせず小犯罪は重ねるが、
品位、気位、そういうレベルで
人間として汚いことをヨシとしないあんたが、
ずるしたり、ずるさせたり、小細工したり、偽ったりして
手に入れたいものなんてなくて、
ちゃんと向き合って、努力して、そして自分で気付いて、
自分の力で手に入れたいんだとわかるから、
私はあえて、何も手助けはしません。

ただいつでも、ココにいるから。

必要ならば甘えてこい。
こっちから甘やかさないよ。
知ってると思うけど私も結構大変なんだよ。でも、
慮れと望まないから、慮りもしません。
マッサージされたかったらしてあげるよ。
人にするばっかりでも疲れるでしょ。
誉めて欲しかったら誉めてあげるよ。
「なんにせよ、人前でべたべたするのは見苦しい。」
まったくだよ。それって、渦中では気付けないもんなんだよね。
叱ってほしけりゃ叱ってやるよ。
冷静に、シビアに、がつんと言ってあげるよ。
笑いたければ、いくらでも阿呆な写メール送りつけるし、
寂しい夜は、添い寝してあげるし、足ぐらい絡めてやってもいいよ。
マニアックな話には、意味はわからなくても相槌くらいうってあげよう。

だから、毎日毎日、一日一日、長いだろうけどがんばるんだよ。
がんばらなくていいんだよ、なんて甘いこと言ってあげない。
途中でめげないで、がんばれ。
本当に手に入れたいものを、手に入れるには、
困難はつきものなんだよ。
手に入れたいものがはっきりしているなんて
素晴らしいことじゃないの。

二人でしかありえなかった私達の関係に、
スペシャルな彼女の参入で、
私達は更に皆で、飛躍を目指す。

みんなでならオッケイなのに一対一だとNG、
人を受けいれるのはオッケイ、
でも自分を受けいれてもらおうとはしない。
心の鎧が固すぎて、誰も入りこめない。
誰も、入れるつもりがない。
傷つくくらいなら、最初から始めなければいいだなんて、
何よりもつまらないじゃないか。
誰に言ってるのか、誰に言いたいのか、
言葉が私の心をちくりちくりと刺すのだが、
マゾみたいな発言だけど、なぜか心地良いのは多分、
鎧を貫通していることに気付いているからだろう。
人の言葉も刺さらないような固い鎧を身にまとっていても、
雨だれが石をうつように、どんなに固い鎧にも、穴があく。
最初は小さな穴だけど、やがて大きくなるだろう。

ありがとう。


外は降り続く雨。
洗濯物干しっぱなし。
傘もなし。
地下のバーでは、時間の流れが止まっていて、
そしていきなり、朝がきた感じ。

「また、お待ちしています。」
というバーテンのお兄さんの言葉が、やけに嬉しい。
話しに夢中で、楽しくて、面白くて、切なくて、
その存在をすっかり忘れていたのだけど、
あの場所を、あの空気を、あの空間を作っているのは、
まぎれもない彼らなのだから。
自分達さえ満足ならばよしとしたこの夜を
第三者に認めてもらえた気がして嬉しかった。

また来よう。傘を返しに。

歌舞伎町にまたひとつ、好きな場所ができた。





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最終更新日  2004年05月17日 19時58分09秒
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