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日本には古くから“初夢”という言葉があります。つまり、年が明けて初めて見る夢。聞くところによると、元日から3日までの夜に見る夢が初夢で、その夢の内容でその一年の吉凶が決まるとのこと。
昨夜、私は夢を見ました。しかし、初夢と呼べるのだろうか?昨夜といえば4日の晩だし。しかも、あんな内容で私の一年が決まるなんてたまったものじゃない。
そう、私が見たのは決して良い夢ではなく、それはそれは身の毛のよだつような・・・
悪夢だった!
(オーマイガーッ!)
余程うなされてたのだろう。目が覚めると、額とうなじは冷や汗でぐっしょり。うなされてた間ずっと手をきつく握っていたせいか、指の関節がとても痛かった。でもそれ以上に、言葉で言い表わせないほどの恐怖で体中がブルブル震えてた。枕元の時計を見ると、時間は午前4時。しかし、怖くて怖くてたまんなかったので、目を閉じることができなかった。結局、それから・・・一睡もできなかった。(どんだけ怖かってん!)
普通、夢なんて起きちゃったらほとんど忘れてるか、覚えてたとしてもぼんやりとしか記憶に残ってないはずなのに。しかし、この夢はあまりにもインパクト大で今でもしっかりと脳裏に焼きついている。おそらく、忘れることはないでしょう。ストーリーを事細かく説明すると、そりゃもう長編小説の出来上がり。まあ、それほど濃い内容だったんですわ。ってなワケで、簡潔にお話しいたしましょう。(あ、でも結局長文だよ)
舞台は、廃墟となった病院。もうこれだけで、ホラー要素満載でしょ?そこに何故かこの超怖がりの私が居たのだ。一緒に居たのは、現実でも仲良くしている友人たち。だからこそリアリティーが倍増したワケなんだけど。
夢の中で、私たちはどうにかしてこの気味の悪い病院から脱出しようと試みていた。しかし、行くところどこもドアに鍵がかかってて、出られない。仕方ないので、私がこんな提案をしてしまった。「エレベーターに乗ろう。」
おいおいおいおいおい!アカンって!それ、絶対にアカンや~ん!ってパターンなのだけど、一同エレベーターに乗っちゃいました。すると、エレベーター内に小型テレビがあって私たちのこれからの運命が映し出されていたのだ。ある子は水攻めに遭っていたり、ある子は食べ物を次から次へと喉に突っ込まれたりしていた。「これって、私たちに起きることなの!?」
すると、エレベーターのドアがゆっくりと開いた。そこには、漆黒の闇と、不気味な静けさ。
おそるおそるエレベーターを降りた私たちは、しばらくの間立ち尽くしていた。すると・・・
モンスター出現!
(しかも、めちゃ大群!)
容赦なく襲い掛かってくるモンスター軍。「お前は水攻めだ~!」とか、「お前には胃袋が破裂するまで食べてもらうぞ~!」とか叫びながら、私の友人たちを次々とさらって行く。そう、さきほどのエレベーター内で見た映像が現実に起こり出したのだ!
で、abimegは何をしてたかって?まあ、自分で言うのも何だけどさぁ。私、めちゃ格好良かったのよ!な、な、なんと・・・
戦っていたのだっ!
そう、この私が。現実の世界じゃヘナチョコでコンニャクで逃げ足だけはやたら速いこの私が。友人たちを守ろうと、単独でモンスター軍を相手にしていたのだ。何故かその手には、剣が!どこで拾ってきてん・・・と、まあ。そういうツッコミは無しの方向でお願いします。とにかく、見るからに重そうな剣を、本当なら3キロのバーベルを持ち上げるのがやっとこそのこの私が、ブンブンそれを振り回してモンスターを一匹一匹切って行ってたのだ。
しかし、私がどんだけモンスターをやっつけても、友人たちは次々と消えて行く。私にはもう、彼女たちの姿は見えない。ただ、その悲痛な叫びが聞こえてくるだけだった。「助けて~!お願い、見捨てないで~!」
この時点で、戦いは“私一人”対“切ったら切るほど倍増するモンスター軍”。どちらが不利か?そんなこと考えなくても分かるはずだ。すると、私は暗闇の中に光るドアを見つけた。それは、非常階段への扉だった。その取っ手に手をかけながら、私は大声で言った。「みんな!私は、絶対にみんなを見捨てない!助けを呼びに行くから!必ず戻ってくるから!私を信じて!」
と、まあ。非常にクサイ台詞を吐きながら非常階段の扉を開き、その向こう側に消える私。懸命に、螺旋階段型の非常階段を駆け下りて行った。不思議なことに、モンスター軍は追いかけてこなかった。しかし、その代わりに各階の踊り場にはありとあらゆるお化けが待ち伏せていた。“日本のお化け図鑑”ってものがあるとしたら、おそらく私はそれに載ってるヤツ全てを見たかもしれないよ。ほんとに、もう。
襲いかかってくるお化けたちを剣で倒しながら、長い長い階段を駆け下りる私。そして、ようやく一階に到着した。目の前には錆びかけたドアが一枚。「そのドア、開けるなよ~!」って感じでしょ?でもどのホラー映画でもお決まりのパターン如く、私はその扉を開いてしまった。すると、そこに立っていたのは・・・
亀田興毅!
(なんでやねん!)
個人的には、松田翔太君ならどんだけ嬉しかったか!しかし、現実の世界も夢の世界もそんなに甘くない。とにかく、めちゃイカツイ顔した亀田の長男がそこに居たのさ。そして、こんなことを言うではないか!「お前を超合金の刑に処する。」
はい?それ、何?怖いの?って感じですが。まあ、何にせよ死より恐ろしい刑らしいのだ。つまり、私は自由意思を奪われ、超合金のアンドロイドにされてしまう。そして、街に放たれ、それからというもの殺人マシーンとして利用されてしまう何とも悲惨な運命が待ちうけているのだ。
亀田の兄ちゃんに腕を掴まれ、超合金の刑を受けるための別室へ連れて行かれる私。もう、そんな私の戦闘心は折られてしまっていた。剣もとっくにどこかに消えてしまった。完全にギブアップ状態で刑執行の部屋の前に辿り着いた時、私の口からふいにこんな言葉がこぼれ落ちた。「あなたの背後には、恐ろしい組織がいるんでしょ。」
亀田興毅の頬がピクリと動くのを私は見逃さなかった。助かるためのラストチャンス!と言わんばかりに、私は続けた。「無理やりその組織のために働かされているんでしょ?ね、そうでしょ?」相手は何も言わない。しかし、私はこの人にしか希望を託せないと必死に、最後の説得に出た。「私にはもう抵抗する力も気力もないから、その超合金のアンドロイドになってもいい。でも、私はあなたに賭けてみる。必ずあなたが最終的に助けてくれることを信じる。そして、捕まっている子たちも助けに行きましょう。なぜだか分かんないけど、あなたを信じる。だって・・・あなたは・・・本当は・・・心優しい人なのだから・・・」そう言うと、私は自らすすんでその部屋へと消えて行った。
と、ここで夢はおしまい。最後もまたクサイ台詞で幕を閉じたワケですがねぇ。言っときますけど、脚色一切なしの見たまんまを語っただけだから。作り話じゃないよ。こんな夢見たら、その後一睡もできなかったって納得するでしょ?何せ、登場人物が亀田興毅とモンスターとお化け以外は全て実生活で仲良くしている友人たちってところが怖さにリアリティーをプラスする形で、もう・・・ほんまに、疲れる夢でした。
でも、ここまで書いてふと思った。これ、ただの悪夢じゃないよ!ちゃんとストーリー性があるし、怖い中にも勇気と、友情と、そして最後には一縷の望みもあるしさ。長編小説になるかも!?これで日本ファンタジー賞取れるかも!?
誰か書いてくれませんか??
(ど~ん)