アボカドぱわー炸裂!

アボカドぱわー炸裂!

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2007.12.29
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カテゴリ: 子供の話

先日、学校で個人懇談がありました。

集中力、忘れ物は順調に良くなってます。

成績もそれに伴い上がって来てます。

先生からまずそんな話を聞きました。

それから…

と、深刻な顔になった先生。

「イジメについてですが…ご存知でしたよね?」

「はい。」

今年の夏前から、アボ太郎はイジメられてました。

クラスの一番大きな子に。

アボ太郎はすごく小さいくせに、態度がでかいので、

対象となったようです。

先生が「イジメ」と言うので、

今よく言われている「イジメ」なんだと思いますが、

この境目ってわかりませんね。

席替えで、その体の大きな子が

アボ太郎の横に来ました。

それが悪かったと先生が言ってました。

その頃から、家でもアボ太郎の様子が変わり、

「今日もおもしろくなかった~。」

というようになりました。

毎日私よりも早く帰って来るアボ太郎。

私が会社を出る6時頃には、必ず電話をします。

車の中、スピーカーでアボ太郎とずっと電話をします。

唯一、あぼこもいない、二人きりの会話。

アボカド 「どんなことしてくるの?」

アボ太郎 「叩いたりとか…蹴ったりしてくる。嫌な言葉もいっぱい言ってくる。」

毎日聞いていました。

一歩間違えれば大怪我になりそうな時もありました。

最初は

真剣に考えずに、笑顔でやり返すくらいにしとけと言ってた。

けど、そう毎日続くと、ちょっと気になり始めた。

けど、アボ太郎を信じ、目を離さないようにしていた。

数ヶ月経った時は、

「学校。。。行きたくねぇ~」

 と弱音を吐くこともあった。

けど、毎朝学校の前では私と笑顔で挨拶した。

「いってらっしゃい!」

「行ってきます!!」

その後車が進み始めると、元気だった背中も、肩を落として学校に入っていった。

 アボ太郎は、私がバックミラーで見てることなど知らないだろう。

それでも休まず、毎日学校に行きました。

ある日は、給食袋を二週間連続で持って帰ってきた。

アボカド 「あれ?何で二週連続?」

アボ太郎 「先生が、あいつと同じ班じゃダメだからって俺、班変わったんだ。」

ある日は、短期間で席替えした。

それはアボ太郎の件だと察した。

それと同時に、このイジメがけっこうひどいことを感じた。

しかし、先生の協力があって、12月に入ってからは

アボ太郎も本当に元気な顔になったのだ。

 会社帰りの電話でも、

「今日は楽しかった!」

ということが多くなった。

一番ひどい時は、長い時間アボ太郎と話した。

あぼこのいない時間を作って、お風呂の中とか、電話とか...。

「アボ太郎。

妹は小さいし女の子だから、

ママは絶対手を出してはいけないと言ってるね?

けど、大きな体の子、歳がアボ太郎より上の子が

アボ太郎を叩いたり蹴ったりしてきた時は

思いっきりやり返していいんだよ。

自分からやってはいけないことだけどね。」

 それから、

「大人の見てないところですごいひどいことをやられたりしたら、

ちゃんと先生や指導員に報告すること。」

それから、

「どうしてするの?痛いからやめて!とちゃんと言って話してごらん。」

 と話した。

しかしそんなわたしに、アボ太郎の口が開く。

「俺さぁ、アイツに叩かれるのとかはすっっごい嫌だけど、

嫌なこととかも言われるけど...、

普通に楽しい時もあって...、

友達だから嫌いになれないよ、ママ。」

私の方がどう返していいのかわからなかった。

憎んでないんだ。

「そか。ママ、実はね、

中学校の時にすんごい嫌なことしてくる子とかいたけど、

今一番仲良しなんだ。アボ太郎も一番仲良くなれる友達なのかもよ。

アボ太郎と似てるのかもね。」

なんて話をした。

で、懇談の話に戻る。

学校では年に何度もイジメ調査というのを実施してるらしく、

真っ最中の調査では、アボ太郎、

「ぼくはいじめられています。いまはすごくつらいです。」

と書いてあったと話してくれた。

 その後、ココ最近の調査では、

「ぼくはもういじめられていません。」

 と書いてあったそう。

苦しかったよ。

それを聞いたときは。

いろんな表情を思い出した。

あたしが思ってたよりもひどかったのでは…と思ったり、

けど、これで良かったんだとも思ったりもして。

先生に家での様子を話した。

アボカド 「先生…アボ太郎はね、嫌だけど嫌いにはなれないと言ってました。」

先生 「…そうですかぁ。」

先生は何度か頷いた。

先生 「やられても、アボ太郎君、やり返さなかったんです。

困った顔はするんですが…。

もう少し強くなってと思っていましたが、実は上手だったのかも。」

先生から見ていて、「今だ!やれ!やり返せ!」と思うことが何度もあったそうです。

担任は学童にも話に行ってくれたそうです。

今まで何度も学童に足を運んでいるし、

指導員とも何度も話している。

しかし、これは初めて聞いた。

「様子を見ておきます。」

と言ったらしい。

アボ太郎も、

学校は大丈夫だけど、学童ではまだやられると言ってる。

すんごいボコボコに蹴られ、殴られた時も、

アボ太郎 「言ったよ!俺ちゃんと指導員に言った!でもそれで終わったもん。」

と。

まぁ、今となれば、

アボ太郎も過去のことだと割り切り始めているし、

逆に、まだ担任がしゃべっちゃいけないと言ってることに

つまらなさも感じているほどなので、もういい話だけれど、

敏感になり過ぎるのもどうかと思うが、

イジメの境い目を大人の価値観で見るのはどうかと思うな。

今年は神経使ったよ。。。






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Last updated  2007.12.30 22:45:02
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