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2004年09月18日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 先日、オナガザメの仲間のマオナガが上がった。体長3m位のメスだった。

 以前、ニタリのメスが上がって胎児が4匹いた事はご紹介したけれど、今回は2匹の胎児が入っていた。

 オスにはクラスパーという交接器、早い話がオチンチンが2本ある事も以前ご紹介したけれど、メスにも子宮が2つある。

 ニタリは片方に2匹づつで計4匹だった。
 マオナガは片方の子宮に2匹入っていて、もう一方は0だった。そのかわりなんと卵が200個以上も入っていた。形は大きく2種類あって、1つは大福のような饅頭型。もう一つは細いひょうたん型だ。色は薄いクリーム色。何故、形が異なるのかは分らないけれど、成長したやつと成長途中の違いなんだろうか。
 胎児が入っていた子宮には卵は無かった。

 理由は最初に生まれたヤツが残りの卵を食べ、それを栄養として成長するためだそうだ。だからもう片方の子宮の方はまだ卵が孵化していないか、孵化したけれど死んでしまったのではと推測されるのだそうだ。

 でも、ニタリの場合は4匹共だいたい同じ大きさだったので同時期に孵化したと考えられるから、マオナガの場合だけ2つの子宮で孵化の時期が大きく変わるとは考えにくいのです。でも死骸のようなものも無かったそうです。

 最初に孵化した奴だけが生き残り、遅く孵化する卵は餌になってしまうという兄弟共食いをして数匹だけが生を受けるというシビアな世界。



 結論は出ないけれど、自然というのは面白い。
 我々はどうしても人間を中心に考えるけれど、オチンチンが2本あったり、子宮が2つあったりサメには当たり前なんだよね。

 この時、先日上がったニタリの胎児と今回上がったマオナガの胎児が並べて置かれていた。2匹を並べてみるとニタリとマオナガの違いがよくわかる。
 吻の長さはニタリの方が長い。またムナビレもニタリの方が幅広。背ビレの位置も微妙に違う。あと尾ビレだけれど、マオナガは直線的で、ニタリは曲線的だった。

 1匹だけ見せられてどっちだと言われると分らないけれど、両方を並べて比べるとインチキストラクターでもその違いは簡単に分るのだ。
 ニタリとマオナガの特定は背ビレの位置と尾ビレの先で区別するのだそうだ。

 実はサメの区別ってもの凄く難しいらしい。特にメジロザメの区別は解剖しないとわからない種類もあるのだそうだ。だから、良心的な図鑑は生態写真だと「メジロザメの仲間」としか書いていない。標本写真の場合はちゃんと確認しているから特定できるけれどね。でも、標本写真ってパッと見だと分らない。
 この水族館でも過去にメジロザメの仲間を間違った名前で展示していた事があったそうだ。サメの分類の専門家に鑑定を依頼して違いが分かり変更したと仰っていた。

 ちなみに魚の図鑑でもたまに間違っている事がある。そんなのを見つけると、つい嬉しくなってしまうインチキストラクターなのだ

 作業が終わった時は解剖が終わって跡形も無く、胎児も片付ける所だったので写真が撮れませんでした。私も残念。





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Last updated  2004年09月18日 17時12分51秒
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