2020年07月27日
XML
カテゴリ: 日本語本
スリーアゲーツ 二つの家族




五條瑛さんの「鉱物シリーズ」

第一弾の「プラチナ・ビーズ」に次ぐ
第二弾の「スリーアゲーツ 二つの家族」
を読了。

1999年出版の本で、
第3回大藪春彦賞を受賞した作品です。

1999年出版時は
「スリーアゲーツ 三つの瑪瑙」という


文庫本なので上下2巻に分かれていました。

内容(「BOOK」データベースより)


来日前、ソウルで激しい銃撃戦を起こした工作員・チョンは、
現場にメモを残していた。
米国国防総省直轄の情報機関に所属する葉山隆に与えられた任務は、
その文書の解読と、日本での潜伏先を探ることだった。
上司・エディからの命令にしぶしぶ調査を進めていた葉山は、
やがてある日本人女性とその息子の存在に行きあたる。
同時期、北朝鮮では
対外情報調査部に勤める夫を持つ女性・李光朱と、
その娘・春花が、平壌から北へ向かっていた。
二人は白頭山を望む国境の町・茂山にたどり着いた。


スリーアゲーツは、
第一弾のプラチナ・ビーズの続編、
と言って良いのでは。
プラチナ・ビーズと同じく、
「架空の国」・北朝鮮を描いた作品。

今回は、エスピオナージュというより、
一人の男(夫であり父である)を描いた人間ドラマ、
という感じでした。

今作は、登場人物の背景説明がない分、

物語に没頭できました。

非常に読み応えがあります。

もう読み出したら止まらない、
ページターナー。

前作より、より一層ウエットになっています。


存在が大きいのかなあ。

大きなテーマは父親。
葉山の父親に対する
複雑な心境も語られて、
心を揺さぶられます。

一方、坂下は今回あまり活躍しませんが、
最後に思いっきり動いて、
存在感をアピールしていました。
こちらは、より非情さを増していましたね。

クライマックスの大坂を舞台にした追跡劇は
ハラハラドキドキ。

そして、最後の最後は涙涙・・・。

それぞれの家族の将来に
幸あれ、と願いました。

これは、二十年前の作品ですが、
現在もほとんど状況が変わっていない
ように思われる架空の国・北朝鮮。

民がもっともっと
幸せに暮らせるようになればなあ・・・、
と願ってやみません。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2020年07月27日 21時53分55秒
[日本語本] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

カレンダー

プロフィール

鴨ミール

鴨ミール

サイド自由欄



キヨハラさんのブログ
読みました

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: