あほよし徒然日記

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aho-yoshi-us

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2004.03.29
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カテゴリ: カテゴリ未分類
もうすぐ春です。
毎日あたたかな日が続いて、僕の大好きな中野通りの桜も今が八分咲き。
ピンクのぽんぽりのあかりに照らされた桜は
なんだかピンクのライトをあてられて売られているスーパーの苺パックのようで
なんだか少し寂しい気もするけれど、こんな夜中でもなお
人を引き付けてしまうのは桜の持つ根本的な魅力の大きさというか
心を動かさずにはいられなくする桜の底力を感じるのです。

律令官制の平安の頃から歌によまれてきたこの花は
やはり正しい日本の美しい季節空間の主役なのだろうなぁ・・・


縄跳びの検定試験をしたことやクラスのみんなと写真を撮ったこと。
卒業して大学の頃、その母校である小学校に忍び込んで
夜桜見物をしたことを思い出します。
桜の木の下で仲間と話す。
桜の老木はその一生でどれだけの人の言葉を聞き、包み込んできたのでしょう。
花が集まり咲いて、玉のような一叢(ひとむら)をつくり、
その一叢の玉が枝に鈴なりになり、
またその枝が自然が創りあげる優美なバランスで広がると
人々を魅了する大樹・桜が・・・

その桜の木々を道沿いにずらっと並べてしまうのは
単なる人間の植物や自然に対する傲慢さのあらわれであるけれど


僕が好きなのは11分咲き。そんな言葉はないのかもしれないけれども、
桜が散り始めてきてちょうど2日目くらいです。
あちらこちらではらはらととめどなく舞い落ちる桜の花びらをみていると
美しすぎていつでも涙が出そうになるくらいになるのです。
誰もいないこの時期の長い長い桜並木をずっとずっとあるいてゆきたい。

そして、ほんの少し笑みを浮かべながら桜を見上げて、
ゆるりゆるりとあるきます。

立ち止まって夜桜を見上げると、自分が薄い桃色の海底洞窟を
ふわふわと漂っているような錯覚におちいったり。
また、自分が小さな妖精のようなものになって、この桜の枝々の間を
すり抜けながら飛び回りたいなんて、幻想的で子供っぽい想像に
心を奪われたりもします。
そんな気持ちにさせるのも桜の持つ魅力、いや魔力なのかもしれないです。

ゆっくりと小一時間の道程をあるいて、薄紅色の桜並木を
振り返った時、きがつきました。

もう春はやってきています。

合掌





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Last updated  2004.03.30 01:15:53
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