茂松 is 『☆Color★』

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宇宙2912(茂松)

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♪茜♪さんに言いたい人@ ♪茜♪さん 何様って?言いすぎんだよ!!!!!反省しろよ…
宏貴@ えっと… ♪茜♪さん。俺、言いたいことは分かります…
茂松@ ♪茜♪さんへ コメントありがとうございました。変えますよ…

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2006.09.01
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それはまだ、自分のことを「僕」と呼んでいた、去年の年末。クリスマスが終わった頃のことでした。

東京もすっかり年末年始にドタバタ。人込みは毎日すごいけど、それよりもすごい感じがしている中、僕は仕事を終え、急いで電車で家に帰ろうと裏路地を使って歩いていました。裏路地は人通りがかなり少なくて、外灯も少ない。だから暗いようなところである。さっき、課長と明日の打ち合わせをして、一緒に帰ればよかった、と後悔するくらい外は寒いし、暗いし、怖い。課長の家の方面と同じ方面に僕の家もあるから、一緒に課長の車に乗せてもらえればよかったんだ。
 「あぁ、寒いっ!!」
僕はマフラーを巻きなおすと、空を見上げた。やっぱり都会では星が見えない。でも、本当は僕の視界の中に入っているはずだ。
 「やぁ、坊ちゃん」
僕は驚き振り返ると、後ろには、ヤクザ、いや、ヤンキーみたいなやからが4人、こっちを見ていた。
 「…な、何の用ですか?」
僕は思わず口に出した。
 「おお、見た目と違って、何かかわいい声してやがるぜ」

 「なぁ、ちょっと来ない?」
僕は、どうしようと思った。このままだったら、きっと、きっと…殺される!!!
 「やぁ、ごめんごめん。探したよ」
突然、僕の肩に男性の手が乗った。だ、誰…??
 「何だ貴様!?」
 「私(わたくし)は、この男の子の連れです」
まるで、『ハウルの動く城』のハウルの登場シーンと似ている。僕はソフィーなのか?え、それは嫌だけど…。
 「連れ?なら話が早い。この子を借りたいんだ」
僕は、男性の顔を観れない。でも手を観れた…。血みどろのような手。何か、寂しさと悲しさ、孤独、そして殺人みたいなものに関わった手をしていた。
 「ほう…。何のために、ですか?」
 「お兄ちゃん、理由、知ってるだろ?」


しばらくして目をあけると、4人が倒れていた。
 「ひっ!!!!」
僕は声をあげる。血を流している。し、死んじゃったの…?
 「大丈夫。気絶しているだけですから」
僕は、男性の顔を観た。目つきがヒドイ人。髪の色は、金髪に近い。スーツ姿だ。前髪が目を覆っているけど、目は、とても赤色に近いようなそんな色。この人…、何者なんだ?

僕は、頭を下げると、この場を去ろうとした。
 「どこへ行く、んですか?」
僕の後ろにいたはずの男性がいきなり目の前に現れる。
 「ひっ!!!!」
 「怖がらなくても大丈夫です。家まで送り届けましょうか?またいつこうなるか分かりませんから」
 「け、結構です!!!!」
僕は、そう言って、その場を去ろうとしたが、そこで気を失った。
 「そんなことを言わずに。秋元茂松…」
僕の名前を呼んだ…。な、何で知ってるんだろう…。僕は考える間もなかった。

目が覚めると、僕は家の自分の部屋にいた。
 「茂松…。目、覚めた?」
ふすまから、母親が言ってくる。
 「あ、はい…」
母親と言えど、育ての母親。本当の母さんではない。本当の母親は2年前に亡くなった。僕は5歳からこの母親に育てられている。だが、本当に心から「母さん」と思ったことは一度もない。だから、「おふくろの味」と言うものを知らない。知っていても5歳までの自分だ。
 「そう。なら、ここにご飯、置いておくから、食べておいてね」
母親のスリッパの音がだんだんと遠ざかった。

あれは、夢だったのかな…。僕は気になった。でも、あの肩に手をおかれたとき、すごく驚いた。

 「母……さん?」
スリッパの音がやみ、こっちにまたやってくる。
 「どうしたの?」
 「…僕、どうやって帰ってきました?」
僕は義理の母親に対し、敬語だ。
 「ああ、社長さんが送り届けてくれたよ」
 「社長…ですか。分かりました。ありがとうございます」
 「いえいえ。無理ばかりしたらだめよ?」
母親はそう言うと、また出て行った。確かに…どことなく、社長と似ていた。でも、身長は、社長よりも僕よりも高かった…。

次の日、僕は出社して、社長のところに行った。
 「秋元、おはよう」
 「社長、おはようございます」
 「どうしたの?」
社長は笑った。
 「あ、あの…」
 「ん?」
 「昨日、社長は僕を、どこで見つけたんですか?」
社長は、ビックリした。
 「ん?僕は昨日、秋元を会社で見かけたっきりだよ?」
 「あ、そうなんですか。ごめんなさい。人違いだったみたいで…」
 「ううん。気にしすぎたらダメだよ?誰だって失敗はあるさ」

じゃあ、送り届けたのは、その男性なのか。まぁ、社長と課長が似ている、と言われるくらいだから、世の中には似ている人だっているだろう。僕はそう自分に言い聞かせた。

それから、数日後、僕は社長に呼び出された。
 「失礼します。社長、どうなさいましたか?」
 「秋元に会いたいって人が来ているんだ」
 「え、だ、誰ですか?」
 「ほら、前話しただろ?千葉支社の支社長。って言うか、支店長」
どうも社長は、自分の会社(本社)の下の偉い人たちを「支社長」のように、社長が入るのを嫌がる。
 「えっ、でも千葉支店長って…」
 「そう。僕が本当は会いたい人なんだけど、先に秋元と会いたいってさ」
千葉支店長は、今まで一度も社長と顔を合わせたことがない。会議でも、面談でも、電話でも代理の人が出ていた。
 「そ、そうなんですか。あ、会ってきます」
僕は社長室を出て行こうとすると、
 「秋元!」
と社長が呼び止める。
 「はい!」
 「もしよかったら、2人が会い終ったら、ぜひ社長も会いたいって言ってますっつっといて(笑)」
 「あ、はーい。分かりました。(笑)」
社長は頭の回転が速い。誰かが会えば、次は誰かが会えると考える。

トントン
 「失礼します」
僕は応接室に入った。
 「どうも」
 「ひっ!!!!」
先日の男性だった。
 「ち、千葉支店長って…」
 「私のこと、ですよ。まぁまぁ、座ってお話でもしましょう」
向き合ったとき、あれ?と思った。
 「…似ているでしょう?」
 「えっ?」
 「私の名前、黒崎宏貴って言うんですよ」
僕は( ̄口 ̄;)!!という顔をしてしまった。そう、社長、黒崎宏斗と名前が似ている。
 「す、す、す、すごい!!社長も、く、く、黒崎宏斗って言うんですよっ!!」
 「フハハハ。気付きたまえ。そう簡単に似たものがいると思うかな?双子の兄ですよ」
 「お、お、お兄さん…?」
 「そうなりますね。まぁまぁ、落ち着いて」
最悪。僕は、この男性に、たいして「血みどろのような手。何か、寂しさと悲しさ、孤独、そして殺人みたいなものに関わった手」と言う印象を受けていた。

そして、いろいろと話をしてくれた。いろいろと話をしてもらっている間に、僕はいろいろと学んだ。やっぱり、「寂しさと悲しさ、孤独、そして殺人みたいなものに関わった」感じの人なのは当たっていたのだ。

それから、社長と25年ぶりの再会を果たした、千葉支店長。社長はかなり喜んでいた。あの時身長高く感じたのは、千葉支店長が偶然にも、ちょっと底の高い靴を履いていたからだった。

その宏貴は、今…、もうこの世界の人間の人ではない。でも、俺の彼女を守ってくれています。守護霊として。最初は「このやろー!彼女の守護霊なんて!ずるい!!!」と思っていたけど、今ではいてもらわなければ困る相手です。早く日本に帰国して、彼女を救ってやらねば!なんて、 昨日の彼女の日記 を観て思いました。

宏貴、いつもありがとう。





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Last updated  2006.09.01 11:19:59
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