内側の軸の作り方
フレームの外で生きるためには、内側に軸が必要になる。
では、その軸はどうやって作るのか。
結論から言えば、 軸は「見つけるもの」ではなく、「削ぎ落として現れるもの」だ。
多くの人は、何かを足そうとする。
知識を増やす。
正解を探す。
成功者の考え方を取り入れる。
しかしそれでは、軸はできない。
むしろ逆だ。
余計なものを外していくことで、もともとあったものが浮かび上がる。
では、何を削ぎ落とすのか。
ひとつは、他人の評価だ。
人にどう思われるか。
正しいと思われるか。
評価されるかどうか。
これに支配されている限り、軸は外側にあるままだ。
次に削ぎ落とすべきは、過去だ。
成功体験。
失敗体験。
「自分はこういう人間だ」という思い込み。
それらは一見、自分を支えるものに見えるが、同時に可能性を縛る枠にもなる。
さらに削ぎ落とすのは、恐れだ。
失敗すること。
否定されること。
変化すること。
恐れは行動を止め、軸の形成を妨げる。
では、すべてを削ぎ落とした先に何が残るのか。
それは、
感覚だ。
理由ではなく、感覚。理屈ではなく、直観。
「なんとなくこっちだ」「これがしっくりくる」
その微細な感覚こそが、軸の正体である。
そして重要なのは、その感覚に従って小さく動くことだ。
いきなり大きな決断はいらない。
小さく選ぶ。
小さく試す。
小さく修正する。
この繰り返しによって、感覚は磨かれ、軸は太くなる。
内側の軸とは、最初から完成されたものではない。
動くことで、
試すことで、
少しずつ形成されていくものだ。
フレームが壊れた時代において、頼れるのは外側ではない。
最後に残るのは、自分の内側にある感覚だけである。
だからこそ、削ぎ落とす。
そして、感じる。
そこからすべてが始まる。
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