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クリント・イーストウッチ-

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2007.09.13
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カテゴリ: 仏の心
最近は、日本もある意味、大分ましに成り、日本人より日本人らしい外国人や、外国人の風体をした日本人が増えてきた。


然しながら、日本人が、自国の文化を一気に退廃させ、振り向こうともしない現状の社会で、外国から来た人々が、逆にその日本文化の魅力に惹かれ、素晴らしき日本の文化を再発信させている事は心から嬉しくもあり、感謝したい気持ちである。

日本人は、どうも、何時の時代でも政治に無頓着で、人任せにしてしまうという癖(文化)を身に付けてしまったらしい。
第二次大戦の戦前、戦後は、軍部の暴走で国権の思想統制がなされたとは言え、国民全体が戦争に賛成する機運が流れ(もちろんそうでない人もいたが)、戦後はいきなりアメリカ型の民主主義に踊らされて、日本人としてのアイデンティティを失い、日本文化の良いところを次から次へと捨て去って、最早訳のわからぬ、得体の知れない国になってしまった。

日本人は、地球人にはなれても、決して欧米人やアフリカ人にはなれないのであって、世界が地球人化するまでは、日本人としてのアイデンティティは保ちたいものである。
日本人が、合衆国国民になるのは、欧米人が日本人になるより、遥かに易しいし、日本人からしても、世界の覇権を握っているであろうと思っている、アングロサクソン系、その他の白人が、わざわざ、黄色い猿達の作った国の国民になりたいなどということは思いもよらぬ事である。

そんな中で、それでも日本を愛し、日本に在住し、はたまた、日本人になってしまった人々がいる。
そして、その人達は、単に、日本の表面的な部分を愛するのではなく、日本の深い所まで(良きも悪きも)


だからこそ、彼らは、必死になって、日本の影、闇の部分まで洞察し、日本人が、口を噤んでしまうような事まで訴えている。

エドワード・G・サイデンステッカー氏は、昨年日本永住を決意し湯島で生活を始めたが、今年8月不慮の事故で逝ってしまった。
川端康成のノーベル文学賞受賞に関わり、日本文学を深く研究した人物である。

古歩道ベンジャミン氏は、フルフォード・ベンジャミンというカナダのジャーナリストであったが、フォーブズ誌の太平洋局長などを経て、今年4月に帰化して日本人となった。
知る人ぞ知る、日本の権力構造の内実を暴いた事で知られる人物である。
著書<ペテン師の国 ヤクザの帝国 政・官・財・ヤクザが日本を吸い尽くす/国家破産へのスロープ編>など多数あり。

ドナルド・キーン氏は、日本文学に興味のある方ならご存知かと思うが、日本文学史を一人で刊行なさった超日本通で、著書<明治天皇>執筆時には、安部公房氏から、右翼からの脅迫があると忠告をされたにも拘らず、出版し、余りの反応の無さに残念がったという逸話の持ち主である。

カレル・ヴァン・ウォルフレン氏はオランダ出身のジャーナリストで、偶然特派員となった極東日本で、外国特派員協会会長まで務め、著書<日本/権力構造の謎>などでは、責任中枢の欠如した官僚機構を痛烈に批判した。

カプラン(デヴィッド・カプラン)とデュプロ(アレック・デュプロ)は合衆国のリベラル系ジャーナリストで、特にヤクザと右翼について深く調査した著書がある。<ヤクザ>など

他にも取り上げたい方々があるけれども、詳細も含めて、次の機会に回そうと思う。

これらの方々が、一様に取り上げられているご批判は、市井に暮らす庶民の生活に比べ、日本の管理機構(国家権力と政治)が余りにもかけ離れた存在にある事、また、その行使のされ方によって苦しむ庶民が余りに従順であることが、むしろ日本を潰してしまう恐れがあるという警鐘となっている。
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Last updated  2007.09.13 19:22:20
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