仏の心

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クリント・イーストウッチ-

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2007.11.26
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カテゴリ: 仏の心
人とはそれぞれに想う所があり、だからこそ、他人(ひと)の想いを感じて生きて行かねば、自らを失うことになる。

日本の心には、単に他人(ひと)ばかりではなく、生きとし生けるもの、そして路傍に転がる石にさえも心を見出し、宇宙のあらゆる万物に、そして森羅万象に至るまで命を感じる力が有る。

全ての物に命が宿るという想いは、ある意味禅の心に通ずるものであり、日常生活に於けるあらゆる存在には、それぞれに意味があるという事を示唆している。

欧米でいうSOULとは、あくまで人間に宿る命の叫びの源であり、それは限りなくアクティブなものであり路傍の石などには存在するはずの無い、合理的精神性である。

あくまで能動的精神の持ち主である欧米人に比べ、静的で、万物を受容れようとする受動的精神の持ち主である日本人の心は、揺らめきの振幅が際立って少ないのが特徴的である。

昔から、日本人は幼少期に他人を羨む事や傷付ける事、他人の物を欲しがる事、盗む事を、極めて厳格に戒められ、他人を思い遣る気遣いを教え込まれ、自分自身を見つめ続ける事を学んで来た。

究極の人間教育の根本が、日本には家庭という最小単位の社会生活の中にあったのである。

明治期以降は、多分に儒教的精神によって統制を受けてきた日本人は、もっぱら上下関係の序列を崇め奉り、本来日本人の持っていた"和ごころ"を失って行ったような気がするのである。

日本人が、森羅万象、宇宙の万物に命が宿るという心を取り戻し、宇宙の全ての存在には全て意味があり


平和の根底を為すものは、暴力的力ではなく、人間の心の強さ、所謂、人間教育に裏打ちされた、人間の人間に対する理解力であり、人間一人一人が自らを見つめ直すことの出来る心を獲得する教育である。

日々が修行と位置付ける禅の心は日本人の心の中に深く刻み込まれ、日本人の誰もが、自然に日々の反省をしながら生きている。
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Last updated  2007.11.26 11:26:48
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