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クリント・イーストウッチ-

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2010.01.08
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カテゴリ: 仏の心

江戸時代に、外国人が金品を日本人に渡そうとすると、

日本人はかたくなに固辞するという場面がよくある。

幕末に日本に来たシュリーマンは、役人などが心づけ

や賄賂をもらわない、その清貧さや清潔さを称える。

税関で荷物検査の手間を省こうと心付けを渡そうとし

ても、拒否され、「日本男児たるもの、心づけにつられて義務をないがしろにするのは尊厳にもとる、というの

である」。「彼らに対する最大の侮辱は、たとえ感謝の気持ちからでも、現金を送ることであり、また彼らのほ

うも現金を受け取るくらいなら『切腹』を選ぶのである」。

明治期に日本を方々旅行したイギリスの女性旅行家

イザベラ・バード。

彼女がある時、暑がっているのを見て、女性たちが

やってきて団扇で一時間もあおいであげた。料金を

尋ねても、まったくいらないという。

そして言うには、「少しでも取ることがあったら恥ずべ

きことだ」。

紛失物を一里も探した馬子に骨折り賃を何銭かあげよ

うとしたが、受けとらない。「旅の終わりまで無事届ける

のが当然の責任だ」といってどうしてもお金をうけとら

ない。

純真な民族は他にもいるであろう。しかし日本人は

それ だけではない。もっと深みのある「心」を感じる

のだ。


もっと人に役立ってもらいたい気持ち、それをやり遂げ

なければいけない責任感、人を苦労させるなら自分で

苦労したほうがましであるという人を思いやる気持ち、

などなどを感じる。お金ではない。心からの赤心の行い

である。

ここが外国とは違う。

幕末来日したプロイセン通商使節団の艦長である

ヴェルナーは言う。

「日本人は十分にお金の価値を知っているが、だから

といって拝金主義にはならない。

利益獲得の努力は、日本人の最上位を

めない」。

本当のプライドを知る・・・。

こんな日本人でありたいと思うのは、私だけだろうか・・・。


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Last updated  2010.01.08 10:48:18
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