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2010.07.27
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カテゴリ: 仏の心

戦後65年、日本の教育は行き場を失ってしまった。

今日のニュースで文部科学省は、これまで小学校6年生

と3年生に実施していた全国学力テストの教科(国語と算

数・数学)を2教科から2~3教科増やして学力の更なる

把握に努めるため概算要求にテストの作成費や実施費

用を盛り込んだらしい。

そして、中教審(中央教育審議会)は、少人数学級導入へ

の提言をまとめ、川端文部科学大臣は、この提言をもと

に公立小中学校の現在の基準(40人)の見直しを図り、

少人数学級(35人)の実施計画を取り纏める考えを示し

たらしい。

今の基準(40人学級)が昭和45年に出来てから実に30

年振りに学級人数の国家基準が変更される事になりそう

である。

と、ここまではこれまでの政治、政権でも語られて来た事

であり、やっとの事で実行に移されると言う話しである。

しかしながら、政治の見ている方向は、全く的外れの意味

の無い所を重視し過ぎているのではないかと私は思う。

最近何かとグローバル化が叫ばれ、世界に通用する人材

育成が求められている。

ところが、日本人は年々歳々温室育ちが著しくなり、最早

世界の辺境地域で仕事出来る人間は皆無になってしまっ

た。

テストが出来たからと言って本当の学力が身に付いてい

るとは言い難く、全ての人間が同じ学力を共有するのは

不可能な事である。

勉強が出来る人間、理解力に優れた人間は、平凡な人

間よりも遥かに少ない時間で学力を身に付ける事が出

来る。

彼らには、その学力を生かす余裕がある。

凡人は、同様の学力を身に付けても、それが精一杯で

あり、それを生かす事が出来ない。

簡単に言えば、野球のエリート学校に入学し、野球部で

同時にスタートしたエリート野球部員達も、その才能に

よって直ぐに差が現れてしまう。

そのまた選りすぐりのエリートはプロのドラフトに掛かり

プロフェッショナルとしての道を歩む門を潜る。

ところが、上には上があるもので、本当のプロは、基礎

体力さえあれば、技術の修得に時間を割かなくても結

果を出す事が出来る。

そんな本物のエリートは、余裕があるからスターになれ

るのである。

だから凡人はやっても無駄だと言っているのでは無い。

凡人でその域に達する事の出来る人間は努力の天才

と言わざるを得ない。

これも立派な天才、エリートである。

人間の社会には、"餅は餅屋"という言葉がある。

誰でも生きる場所、自分ならではの場所がある。

東大に入り、東大を出たからと言って、立派な大工や

漁師になれるかと言えば、そうでもないのである。

本当に必要なグローバルな人間性とは、何処の国の

人間と対峙しても、納得、理解させる事の出来る器量

を持った人間の事である。

薄っぺらい紙上の学力が、どれ程儚いものか、政治

家、官僚は知らなくてはならないのである。


くそ暑くて夏バテ真っ盛りの時期に重た

い話しで申し訳けない・・・!!!!

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Last updated  2010.07.27 11:10:35
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