逆襲のtransit

逆襲のtransit

2011/12/08
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壊滅的な荒廃から奇跡的な復興を果たし、高度成長期へと突入してゆく1958年の北九州門司港地区『中央市場』・・・そこにはかつて確かな夢が、熱を帯びた力強い律動と共に凛と息づいていた。

商店主は小さな軒先に持ち前の夢と希望をありったけ詰め込み、訪れる客たちはまるで競う様にして、札束という名の夢の欠片をそれぞれの夢と次々に交換していった。
全幅2mにも満たぬ通路は行き交う人々の肩と肩が回避の暇も見出せぬほどの人いきれで賑わい、全長160mに渦巻く豊かさへの欲望は、それがまるで一個の巨大な生命体でもあるかの如く、幾重にも幾重にもアーケードを往復した。
それはその時代の日本のどこにもで在った『ジャパン・ルネッサンス(日本文芸復興)』に他ならなかった。



あれから50年余の時が流れ『門司港地区中央市場』は、およそ全国の商店街がそうであるように歴史的役目を終え、閉ざしたシャッターの数を一枚、また一枚と増やしてゆく緩慢な終焉へと、黄昏の時代を過ごしていたかに見えた。
俺がそんな商店街と出会ったのは・・・いや、その薄暮の商店街に新しい息吹を送り込もうとしている男に出会ったのは2005年秋・・・空き缶を拾いながら九州を旅している最中であった。
その男の名は梶田昌嗣。
リノベーション的手法に独自の視点を加え、空間を自在にデザインする建築家である。


「リスクだなんだとしのごの言わず、黙って100万持って来い、そしたら店は俺が作ってやる」

と酔態のグラスを振り上げたのを、今でも俺はハッキリと覚えている。

夢見がちな男と言われる

後先考えなしの男と言われる

しかし

歩いて日本一周(予算総額200万円)
ゴミ拾い九州一周(予算総額100万円)
バイクで日本一周(予算総額80万円)
電気自動車で大阪~九州間往復(予算総額120万円)

こんな旅をしてきた俺にとって、梶田さんの主張は、厳冬の引き締まった空気に粉雪の気配を知るのと同じ感覚で、スルリと府に落ちた。
現実と夢って奴はしばしば対義的に語られるが、気がつけば半生を捧げてきた旅人生で俺はいつしか、この両者を両輪だと捉えるようになっていた。



現実の伴わない夢は、単なる絵空事に過ぎない


明確な夢は明確な行動を要求し

夢を現実に引き寄せる不断なる行動こそが、その本懐を遂げるのだ

夢は、ある日突然叶ったりはしない

全てはアクションに対するリアクションだ



活きたリスクの向こうにこそ現実の成功がある

人生を賭し、叶えるに足る夢がある

今から17年前・・・ホテルのバーテンダーだった二十歳の頃

福岡の街の片隅で、俺は一つの確かな夢を見た

『いつか自分のBarを持つ!』

この夢はその後台頭してきた

『30歳までに出版して作家になる!』

という夢を叶える過程で一度は色を失ってしまった
しかし時が過ぎて今
この瑠璃色に染まった夢が新たな色彩を纏って叶おうとしている
しかもその新たな夢はその後の転がし方次第によって
現在60歳まで頃を目標としているもう一回り大きな人生設計に

密接に、関わってくるのだ



2012年秋『中央市場』に開店予定の『Bar・transit』

それは現実と夢が交差する、人生の乗り換え駅

世界の酒を飲みながら現実の夕に夢を語らい

そして本当は痛い程の現実の積み重ねこそが

夢の正体である事に気づく大人のBar

この『transit』は

かつての夢の跡『中央市場』に

『ーBar・transitー』が立ち上がるまでの記録を克明に記載し

読者の皆様と一つの夢が叶う瞬間を共有して頂くブログです



新しい挑戦は今始まったばかりですが


どうぞ応援よろしくお願いします








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Last updated  2011/12/09 12:15:04 AM
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