
10月が快調にオープンした。
5年に一度の国勢調査が進行中だ。
僕は二度目の国勢調査員なんだけど、
法的には非常勤国家公務員の扱いだから、
気楽な作業じゃないし、
気楽にブログで触れるのも限界がある。
でも、差し支えない範囲で感想を洩らしておこう。
国勢調査をされる立場からすると、
戸別に訪問してきて何事かという感じる人も少なくないと思う。
調査表の内容を見たら、
結構いろいろ質問されている。
こんなの聞いてどうするのと感じる人も少なくないと思う。
経費もすごいだろうな。
なぜわざわざ訪問してくるの?
回ってきた人はどこの人?
どういう選び方してるのかな、
ボランティア??
調査員は一種の有償ボランティアめいたものだと思うけど、
変わる前の原口総務大臣の辞令みたいなのをもらっている。
世帯数が5000万弱として、
100万人近い調査員が必要な計算になる。
だからたぶん引き受けて探しが大変なはずだ。
僕の場合は町内会が側面でサポートする形で人選された結果だ。
実は、5年前に頼まれたときは、
そういう順番なのだろうと引き受けたけど、
やってみて二度としたくないと思った。
仕事で見知らぬ人を訪ねたことはなんどもあるけれど、
それは用件があるからでアポをとってからだった。
不意に人様の家のチャイムを鳴らして呼び出すなんて、
とても抵抗があったし、
なんだか薄気味悪い場所なんかもあった。
どういう理由かも分からないまま、
物凄い剣幕で完全拒絶なさるお屋敷の奥様もあった。
でも5年経つと、
その頃の気持ちがかなり蒸発していて、
断って困らせる勇気もなく、
約3万円ほどとされているお手当ても、
あの定額給付金みたいに感じるのだった。
昨日現在で結局は70ぐらいの配布先のうちの7軒が
会えないで配れていない。
うち4軒はメールボックスの状態から見ても
誰も住んでいないと思える。
残る3軒のうち1軒は、
別宅のお身内の方が直接持っていって欲しいと言われたけれど、
メールボックスは滞留している。
あと2軒は、
僕が残したメッセージメモ(定型の伝票が支給されている)が
引き上げられているのに何度も同じ繰り返しだ。
なんとなく拒否的雰囲気を感じる。
今回はすべての配布物に郵送用封筒が入っているから、
気が利いた人はすでに何軒か郵送するからと連絡を下さっている。
封筒が入っているから、
調査表もサイズが合っているし、
郵送するものだと思い込んでいる人も多いみたいだ。
それに、
僕の担当区域には郵便局がある!!
今100万人近い人が同じような目的で全国で回っているなんて、
すごいことだ。
すごすぎる。
最初から郵送して返送してもらえばいいようなものだけど、
事務当局からもらった地図で回ると、
実際とはかなり違っているから、
調査の品質を高めるには回るしかないだろう。
でもすごいことだよ。
国じゅうで整然と同じことが行われているなんて、
総選挙の投票よりもはるかにすごい。
だから、
この国がまだ健全な政治だともいうことだ。
もしこんな活動を悪用したら、
なんでも出来てしまう。
人が住んでそうな場所は全国でしらみつぶしにスキャニングされていることになる。
調査員は記入された調査表を見ることはない仕組みにはなっているけど、
データにならない観察したことは
調査員スキャナーに残像として残っている。
削除して消滅させなきゃね。
In Japan national census is proceeding now.
I'm a census taker.