復興できずに取り残された状態の 被災跡地にも、
花も実もあるのが救いだ。

週明けは気持ちがいい。
現役の人たちが足早に駅のほうへ向かってゆく姿も、
気持ちがいい。
自分はというと、
曜日で動いていることもあるので、
月曜はそれなりに始動日でもある。
。
。
。
でも
夜に日記を書くと、
その日いろいろあるから書くのは困ってしまう。
それで、たった今しがた聞いたことを書こう。
妻が近所の友達の家にお見舞いに行って聞いてしまった。
お見舞いの相手は、
脳梗塞の後遺症の友達なのだけど、
ちょうどそのご主人が入院先から家事に戻ってきたとこころだった。
ご主人は近く心臓の大きな手術をする。
だからそのお話も大変なのだったけれど、
ご主人が話された、最近お身内で起こった災難のことが、
あまりに気の毒なのでまだ妻の心に尾をひいていたのだった。
地方都市の交通量も少ない道を、
車で走っていたとき、
向こうからきたクレーン搭載の車が、
道のくぼみで倒れて、
そのクレーンの先がフロントガラスに飛び込んできた。
助からなかったらしい。
人徳のある人d評判だったのに、
あまりにも不運でお気の毒だ。
クレーンは倒れるものなので、
僕も昔勤め先の事務所で隣のビル工事現場のクレーンが倒れてきた体験があり、
クレーンには特別に警戒しているし、
家族にもいつもそう言ってきた。
でも、
工事現場なら警戒するけど、
クレーンを載せた車がむこうから来ることは予想もできないし、
それが走行中に倒れるなんて、
あまりにもどうしようもない不運だ。
実は昼間もあちこち移動の道すがら、
ただ生きているだけでいいな、と
今日もなんどもよぎった想念だったのだけど、
ほんとうになんともやりきれない事故だ。
道路の傷みを発見した人は通報したのだろうか。
通報してもまだ未着手だったのだろうか。
I have heard just now a too sad traffic accident.

秋の夜の灯り 10