映像流出を告白した人は、
かなりまともな人物だったように思う。
昨日のニュース以前に、
すでに読売の記者が会ってたことも同時に判明したが、
その記者経由の話では、
本人の主張と思いはたぶん大多数の人が支持するだろう。
結果として後悔もしているし、
有罪なのなら服するとも話したそうだ。
今の時点でまだ分かっていないのは、
中国船の船長を逮捕する前後の映像がどんなものだったかだ。
政府責任者が映像公開を出来なかったのは、
そこにあるのじゃないかと僕は想像する。
政府を非難する人は多いし、
公開しなかったのは大きなミスジャッジと思うけれど、
国会や国民にはその時点で公開するか、
公開するけど時期は待って欲しいと言うべきだった。
中国に事前通知して、
難色を示しても毅然として、
一方的でいいから、
せめて衝突の前後だけでも即時に公開するべきだった。
まだ知られていない事実や、
水面下の中国とのやりとりもあったのではないかとも思うし、
国を守るなどと正義のように言うけれど、
戦って国を滅ぼしたのはつい数十年まえのことだ。
中国やアメリカや北朝鮮やロシアのような国に、
正攻法で対処しても無理だし、
守るつもりが滅ぼす結果になるというのも、
僕は見識だと思っている。
流出させた人は不起訴でもいいと思う。
問題の本質はそのことじゃないからだし、
多くの問題がこの機会に明らかにもなった。
問題に取り組むことこそ、
注目されるべきことだ。
I agree a disclosure.

秋の夜の灯り 33