人生復刻版

Apr 21, 2012
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モッコウバラの蕾が膨らみ始めた。

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咲いてるのもある。

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実は屋根までかけあがってきている。

モッコウバラは決して花期は長くないから、

花の時期以外は鬱蒼とした感じが広がってゆく。

それを快しとしない人もいるし、

家族もそうかもしれない。

褒めてくれた事はないからだ。

僕はほんとはこの古家を、

危険住宅ではあるけれど老いるままにしたいのだ。

だから、

蔦が家全体に巻きつくのも、

庭がツルニチニチソウだらけのジャングルになるのも

僕として望ましいイメージで、

ひとつの完成形なのだけど、

妻は蔦で壁がやられるからとってくれと言うし、

ツルニチニチソウは駆除撲滅して家周りをすっきりしたいのだ。

不満だけれど僕はそれに従ってきた。

だから、

だからせめてモッコウバラだけは守りたいと

ささやかな抵抗をしているわけなのだ。

僕は、

蔦だらけで家の壁が穴だらけになっていっても、

夏は断熱してくれるし、

冬は少しは断冷してくれて、

外観は緑で家の老いを隠してくれることを望んでいた。

足元がツルニチニチソウだらけになっても、

いいグランドカバーだし、

夏は少しは涼しげだし、

花は可憐で好きだし、

もう幸か不幸か僕が嫌いな蛇はとっくに居なくなったし、

緑滴る環境で自分も老いて行き、

ふと気がついたら息を引き取っていたということでいいと

そういうふうに思っているのだ。

珍しく愚痴を言ってしまった。

クールスマイル






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Last updated  Apr 21, 2012 07:56:35 PM
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