
最近では珍しい「丁寧な解体」が
ようやく最終段階になっている。
過去が消えるのももう真近かだろう。
過去というものは消えてしまうものだ。
特定の人の心には残るけれど、
消えてなくなってしまう。
それでいいいのだ。
それでいいのだけれど、
なんというすごいことだろうとも思う。
消えて無くなるからだ。
ある人が人生を破壊されたと言う。
深刻な問題を抱えていると言う。
となると、
過去というものは消え去るものだなどと
単純に詠嘆するなど大きな間違いかもしれない。
消えない過去、
どうしてもつきまとう魔物、
いつも人生の破壊と隣り合わせのものは、
これからも人類にとっての地雷のようなもの
つまり原発だけじゃなんだなと思った。