
これもとても美しい。
これはでも、
プレゼントされたものだ。
仲が良かったのに、
あることでこじれてしまった。
あることというのは、
別なある人との関係が原因だった。
別なある人のプライバシーのために、
僕はそのことは口にはしなかったのだったけど、
それが分かってしまったことでこじれてしまった。
今もメールは通じるけれど、
よくいえば礼儀正しく、
実は覚めた感じになった。
原因となった事柄は、
ほんとはこじれてしまう必要はなかったのに、
そういう感情は不可逆性がある。
こじれる必要はなかったのに、というのは
男の言い分なのかもしれないけれど、
惜しいことなのだ。
ジェラシーは男性にもあるけれど、
女性のそれは狂おしさが含まれている。
まあそれも男性の言い分かもしれないけれど、
厄介でどうしようもない代物だ。
女性は、
女性同士の意識がとても強いと僕も思う。
ファッションもメイクも
男性へのアピール表現である以上に女性同士の競争心のほうが
動機としては強いと
誰かが言っていた。
そうかも思った。そうかもと僕も思ったからには、
今僕もここで非難を浴びるだろう。
略奪愛も女性のほうが強いと
これは僕も昔から思っている。
人間だけじゃなく、
とかく生きものは性差に支配されている面が強い。
ライオンのオスは群れに君臨して左うちわらしいけれど、
トップになれないオスは群れから離れないといけない日が来て、
一人で生きていかなければならなくなるそうだ。
そして
他の群れのトップの座を力で奪って乗り移らないと
孤独で悲劇的な日々が続くという。
ということは、
君臨してもやられないようにしなければならない日々が続き、
君臨できなければ路頭にさまよう日々が続き、
どちらにしても生死が崖っぷちな生涯が続くことになる。
ざっとそんなことらしいよ。
いつか元旭山動物園長が話していた。
ライオンたちを囲いから開放するとき、
躊躇してなかなか出ようとしない群れの中で
最初に飛び出したのはメスだったそうだ。
オスは最後に出て行って、
でもメスが確保した場所に後からなのに偉そうに収まるのだそうだ。
弱虫なのに、ずるい奴なのだ。
もちろん、人間も
実は男は弱い。
実は男は依存性が強い。
なんだか
情けない話になった。
寒いからオワリ。