夕べのBSフジのプライムニュースには、
自衛隊の元3司令官が出ていた。
軍人だから当然安保法制は賛成だし、
賛成以上だった。
3人のうちいちばん知性的な人は、
中国は敵視でなく直視すべきだと言っていた。
中国は日本の10倍以上の国だし、
軍事力も10倍以上だ。
だから、
日本単独では不可能なので
アメリカと同盟して初めて国を守れるというわけだ。
そして、
世界情勢に基づかない議論はダメだと三者とも強調した。
「価値観を共有する」アメリカ、オーストラリアと組んで初めて
日本を防衛できるという図式だ。
分かりやすいし騙されやすい図式だし、
アベコベ氏のような陳腐な危険思想と全く同じだった。
アベコベ氏の化けの皮をはがせる者は今は居ない。
あざとい経済政策で目つぶししながら
彼は着実に憲法を犯して壊すだろう。
現実の中の非現実を
現実のように思い思わせるというのは、
ほんとは陳腐で安易すぎる手口だと僕は思う。
陳腐で安易な手口は
国民受けするのだろう。
日本と日本国民がありきたりな国家国民に転落してゆく道筋が
参院選挙でさらに進みそうだ。
衆参同時選挙ならもっと加速しかねない。
世紀的な分水嶺だ。
見たくないのは転落だ。
見たいのは、
国民の目覚めと勇気なのだけど、
今の状況では
神頼みだ。