ぜいたくなこと言うんじゃない、と
叱られても仕方ないが、
どうしてもこう思ってしまう。
人には皆親がある。
親はあっても
こんどは自分は親にはならないという生涯も多い。
自分もまた親になって、つまり
子供があって、
さらにはまた
その子供にも子供があって、
つまり孫があって、
という流れは
やはり恵まれていると思う。
そのためにいろいろあっても、
恵まれていると思う。
自分の子供の成長のプロセスは
覚えているようで意外に覚えていない。
子供の子供の成長のプロセスは
すこし距離があるためにとても心に刻まれてゆく。
今日も幼稚園の公開行事があったのだけど、
保育園過程を含めての成長期の断面図が
いつも印象深い。
ひとこで言えば、
楽しいのに悲しい。
可愛いけど可哀そうだ。
頼もしいけど不安だ。
歳をとるということは
そういうことだ。
生きるということは
そういうことだ。