毎年春と秋の芦屋美術館のアートバザールに出ている。
手づくり品の展示と即売という主旨だ。
僕のほうでも内容に変遷があったが、
運営側にも変遷があって、
来場者数も再び増え始めている。
僕はlapdesk.jp名で出ているから、
初めて出た時は、
主催者が用意してくれたPRポストカードを友人知人に50通出した。
そうすると、
20個作って持って行ったのが、
11個買われていった。
でも
気が付けばその11個のうちの10個は、
それぞれみんな友人知人が買ってくれたものだった。
これはよくないなあと
それから以降、
いっさい事前にお知らせを出すことはやめてしまった。
そうすると、
超マイナーなニッチ製品であるラップデスクには、
振り向く人もめったにないぐらいに
滑り気味になってしまった。
でも僕はそれはそれでいい、むしろ
そjのほうがいい、
という考えになった。
二日間居ても、
やりとりした人は20人もない、
買ってくれた人は1~3名ぐらい、
ということが分かってきた。
でも、
一人でも収穫だなあと思うのは、
ほとんどの場合、
そういう出会いはいい出会いになるからだ。
質を伴うとでもいえばいいだろう。
サトエリさんのように、
こちら側に回り込んでコアメンバーになってくれた例などは、
出来過ぎともいえるけど、
実は理想的なパターンなのだ。
お客様、
すなわち
買う立場の人、
使う立場の人が、
作る立場に転向してくれる、
これが最も望ましいパターンだからだ。
そこまでいかなくても、
好意的で、
シンパシーをもってくれる関係が生まれるのだ。
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かといって、
何回か出展していると、
二日間が物足りなくもなってきたので、
すこしづつ、
創作雑貨的なものを出したりしたが、
それだと本来のラップデスクに焦点が当たらなくなるのだ。
そこで、現実を妥協して、
2年ほど前から、
自家育苗の植物ということを
ハンドメードのカテゴリーと考えて加えたら、
一気に反応が増えて
楽しくなっちゃった。
今回は、
二日間で
60個ぐらい出たのだ。
とはいえ、
8割がたは単価200円だけどね。
でも、
植物は植物で、
ストーリー性のある出会いがときどき起こっている。
で、
肝心のラップデスクだけど、
今回もなんの説明もしないののに、
一瞬で自分用にと買ってくれた人がいた。
いつもそうなんだ。
価値観が同じ人は、
すぐに決めちゃう。
