人生復刻版

Jun 7, 2016
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選挙権を得て半世紀を越えるが、

自民党の候補に投票したことは一度もない。



自分の境遇から言えば、

普通に自民党に投票するような生い立ち立ちだろうと思う。

なのにしないような人は、

多くはないかもしれないけれど、

そういう人が増えないことには世の中よくならないと思う。

政治家にせよ、ただ投票するだけの市民であるにせよ、

自分や自分の身の回りの利害に基づいて行動するような人には

シンパシーは持てない。

少なくとも、

政治家はそんなのであってはならない。と

と僕は強くそう思っている。



自民党は、

ブランド好みの日本人からすると、

ブランドではあるのだろうけれど、

いつも選挙のことを最優先にしている団体であると思う。

政策そのものがそうであるだけでなく、

日常の政治活動自体がそうだと思う。

票とお金があるところにつながる習性は、

分かり過ぎるほどよくわかる。


あまりに長期間、

政権与党権力に馴染んできたから、

日本中のエスタブリッシュメントに

網の目のように人間関係を築いてきた。

そういう日本では、

政権交代しても、

3年やそこらでこの岩盤は揺るがない。

民主党やその大臣たちは、

この岩盤を甘く見て自沈した。




今首相になっている自民党総裁氏は、

僕は戦後最悪最低だと、

最初か真剣にそう悩んできた。

ノンポリ学生時代の

あの首相の家業の世襲の人物だけれど、

その間にいた現首相の父親は

外相どまりで無念だったろうけど、

今のようなあからさまな愚民政策はできそうにうない

どっちかというと暖かそうな人間性を少し感じた。

でも、父親は他の家族から来た人で、

祖父の怨念を継ぐ人は現首相なのだろうか。


自民党でも、

大平首相などは

まだ信頼感があったし、

小泉さんは、

僕は好きだった。


小泉さんは、

郵政民営化の後始末はできない人だったけれど、

あのときを契機に、

自民党は新陳代謝が進んだ。

新陳代謝は、

その後の民主党のほうが遅れてしまったし、

民主党が沈みっぱなしなのも

そこに一因がある。



今の総裁首相は、

とても分かり易い男だと思う。

言いそうなことが分かる。

あえて言えば、

愚民的饒舌に長けている。

2012選挙が国民のまちがいのもとなのだけど、

陳腐で軽薄でも日本人は統治できると国民は思われていて、

マスメディアまで骨抜きになり、

日本人は汚染されつづけている。


おかしなことに、

日本に居る外国人ジャーナリストのほうが、

よく分かっている。




でも、

アメリカでさえも傾向が出ているように、

エスタブリッシュメントにはもう

うんざり、

マスメディアなど信じられない、

という人々が目覚め始めている。



政界の歪みから生まれては消える群小政党も、

政権与党には都合の良い存在になり、

議会の生産性を落とす迷惑な存在だと思う。

議会で遊んでくれるなと言いたい。


日本の場合、

自民党がゼロベースで生まれ変われたら、

それがいちばん日本には良い処方箋だ。

でも、

人間の既得権益志向というのは

ほとんどどうしようもない。


自民党を内部から破壊できるリーダーが出てくれば、

と妄想することもある。

その可能性は至難だけれど、

万一そういう現象が始まったら、

自民党に隷属している国民を

初めて救えることになるのかもしれない。

自国の政権が、

自国民の敵であるような構図は、

もう見てはいられない。



ずいぶん早くから、

選挙用看板が用意されている。

なぜ候補者数が分かるのだろうか。

相変わらずになることを

公然と示す日本の姿だ。




相変わらずななかでも、

今の行き過ぎにブレーキが少しでもかかるような

結果を待ちたい。

日本人は馬鹿じゃないと

示してほしい。





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Last updated  Jun 7, 2016 01:50:50 PM
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