東京フリー・メソジスト教団付協力牧師 甲斐慎一郎 説教要約

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聖書預言@ Re:説教要約 1266(08/08) 『JDファラグ聖書預言』でネット検索すれ…
2018.04.14
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「人間観と神観と国家観のパラダイム」 2018年4月15日​
インターネットのテレビ局CGNTV(⇒みことばに聞く⇒関東⇒
東京B)の番組に当教会の牧師が出演しました。
​「人間観と神観と国家観のパラダイム」
          甲斐慎一郎
          創世記二章7節
  人間の本質は何かということについては、およそ次のような三つ
の考え方があります。
▽人の究極の実在は物質である(唯物論)
▽人の究極の実在は動物である(進化論)
▽人は、神の像に似せて造られた不滅の霊を 持つ者である(聖書、
キリスト教)
​一、人の究極の実在は物質である(唯物論)​
唯物論は、究極の実在は物質であるというもので、史的唯物論は、
マルクスによって提唱されたもので、マルクス主義とも呼ばれ、共
産主義国家の哲学的教条となっています。
​二、人の究極の実在は動物である(進化論)​
進化論は、無から有を生じる自然発生という偶然から始まり、無
生物から生物へ、そして猿から人間へ進化したというものですが、
唯物論者は、進化論を受け入れています。
「社会主義・共産主義・無政府主義、その他多くの『左翼』運動
の科学的で理論的な根拠として進化論が使われてきました。その一
方で『右翼』の哲学者は、『闘争』と『適者生存』というダーウィ
ン進化論の概念を用いて、ナチズム・人種差別・帝国主義・自由放
任的資本主義などの多くの有害な体系を正当化しようとしてきまし
た。前者に属するマルクス、レーニン、スターリンは熱烈な進化論
者でしたが、後者に属するヘッケル、ニーチェ、ヒトラーもやはり
熱烈な進化論者でした。
  世俗ヒューマニズムの教義として有名なヒューマニスト・マニフ
ェストが1933年に宣言されましたが、その第一条と第二条では、
宇宙と人類が進化したことを事実としています。どんな形であれ、
無神論・汎神論・神秘主義は必然的に進化論に基づいてしまいます。
  決定論・実存主義・行動主義・フロイト主義、その他同様の非道
徳的心理学体系も進化論に基礎をおいています。……実質、進化論
は、無神論やヒューマニズムだけでなく、汎神論(あらゆるものを
神として崇拝)・神秘主義(霊との接触やそれへの帰一融合)・ア
ニミズム(あらゆる事物に霊魂や精霊を認めてそれらを崇拝)など
さまざまな宗教の根幹をなす前提です。
  広く信じられている民族宗教(道教・仏教・儒教・ヒンズー教・
他同様の信仰)はすべて、本質的にある形式の進化論に基づいてい
ます。……進化論の哲学は、ほとんどの反キリスト教的な社会哲学
・経済哲学・宗教哲学の基礎であるだけではありません。今日世界
を荒廃させている多くの反社会的で不道徳な行為(妊娠中絶、麻薬、
同性愛、動物的不道徳など)に対して、進化論という疑似科学が理
論的根拠を提供しているのです」(ヘンリー・M・モリス『科学は
聖書を否定するか』68~70頁、CRJ出版、2006年)。
三、人は神の像に似せて造られた不滅の霊を持つ者である
(聖書、キリスト教)
  人は、いのちの息(霊)を吹き込まれたことによって「生きもの」
となりましたが(7節)、人の霊は、神の霊がともにおられること
によってのみ生き続けることができます(創世記6章3節)。とこ
ろが人間は、罪を犯し、堕落してしまいました(同3章6~19節)。
  人が堕落したということは、人の霊から神の霊が離れて、その人
の霊が死んだことを教えています(同2章17節、エペソ2章1節)。
そこで神は、人に聖霊(神の霊)を与えて、人の霊を再び生き返ら
せるように計画し、そのことを実行されました。これがイエスの十
字架による罪の贖いと、その贖いが成し遂げられたことによる聖霊
の降臨です(使徒2章33節)。
「人の究極の実在は物質である」という「唯物論」も、「人の究
極の実在は動物である」という「進化論」も、「政教一致」で「信
教の自由」のない国粋主義(右翼)の国家や共産主義(左翼)の国
家を建設するのです。
これに対して「人は神の像に似せて造られた不滅の霊を持つ者で
ある」と教えるキリスト教(聖書)は、人間の生命・平等・自由を
重んじる基本的人権を保障します。創造論を教えるキリスト教は、
基本的人権を保障し、「政教分離」で「信教の自由」がある民主主
義の国家を建設することができるのです。
​​ ​​​​​​​​ 甲斐慎一郎の著書 説教集 ​​ ​​ ​​





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Last updated  2018.04.14 19:22:26
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