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闡鐓魔界・ヴァルセムス
11章 闘技場偏 中
その間にアースウォーリア、ビーグルドラゴン、ジャイアントオーガなどの手強いモンスターがオルクスの相手にされていたが、いずれも華麗にかつ残酷に負かされて来た
あと二日でオルクスは公開処刑される
処刑方法は城の前にある広場にて吊り首
しかし当の本人は…
オルクス「……」
脱出の方法をいくつか考えれたのでその可能性を求めていた
一つ目はこの独房の30mほど上にいくつかある小窓…もしくは鉄格子らしきところから出ること
二つ目は闘技場に連行されるとき兵を倒して脱走すること
三つ目は闘技中に壁を魔術で破壊して出て行くこと
が…それぞれ問題がある
一つ目にはたどり着くまでの体力
そのあと窓を壊すことも考慮しなければならない
二つ目には兵を倒した後が問題だ
連行されるとき両腕は魔力封印の手錠がつけられ、仮にメルトキオ外に出たとしても、手錠は力だけでは壊せない
三つ目には壁、鎖、兵などの障害が立ち塞がり、一番危険だが脱出出来る可能性もやや高い
「…明日実行してさっさとおさらばするか…………ん?」
そのときだった
入口の方から足音が聞こえはじめる
また闘技場への出場かと思ったオルクスだが、今度は違った。
闘技場にでるならば鎧の音を響かせ兵士がくる
が、今回は軽やかに響かせた足音だ
食事なら食器の音が同じよう聞こえるはずである
次第に足音は大きくなり、扉の前で止まる
「…」
『…なんのようだ』
「あなたが…リィルマクス?」
扉越しに聞こえる声の主は女性だった
大人とも子供ともにつかない声である
『分かっていて来たんだろ?』
「そうね…面白い話があるのだけど…」
『世の中つまらないことだらけだと思うが?』
「あら…じゃあこの話は無しにする?…ここからの脱出手段のは・な・し」
『…必要ない』
「どうして?」
『人間には信用しなくてな』
「そう…でも分かっているはずよ、ここの作りは容易く思えて結構厳しいことに。自力での脱出は難しいと思うのだけど?」
『俺が容易い存在なら無理だろうな。が、今は試す価値はある』
「ふふっ…脱出策を練っても無駄なのに…」
『何?』
「無駄といったのよ…」
『なぜ言える?』
「断ったあなたには話すだけ無駄だわ。」
『…(このアマァ)』
「…でも面白そうだから教えてあげる。理由は魔術結界よ。しかも高度のね。
いくらあなたでさえアンチマジックコードがない限り破ることは不可能だわ」
『………』
「知ってるかもしれないけど、高度の魔術結界は魔法だけで無く物理的なものでさえ通さなくなるわ。
入るのは普通にできるけど…気付かなかったでしょう?
その結界を出るには王宮から出される腕輪が必要なる…ちなみに結界は闘技場全体を包んでいるけれど、
客席とかまでは届いてないの。あなたのような特別な人にだけ効果のある魔法だからね。」
『…魔法を通さないか』
「そう…それだけよ。それじゃあ…」
『待て…お前はその話を持って来たなら何か目論みがあるのだろう?
仮に協力してお前にはなんの得がある?』
「私に得はないわ、彼等が得になるようにしたいだけ」
『彼等?』
「…それじゃあ行くわ…用があるなら…兵士に…」
『たった今、用ができた』
「…はっ?」
『今できたと言ったんだ』
「…ねぇ…あなたって気まぐれもの?」
『さあな…で、脱出方法を教えて貰おう…なーに、協力はしてやるさ…』
※※※※※※※※※※
時は戻ってスィラーロ邸
白髪混じりの茶髪でスーツをきた老人が、幼さを持った少女へ聞き返す
「それは…どういうことでございましょう?」
「そのままよ…彼にはまだ貸しがあるのよ。その貸しは私の求めていたことへのつながりがある」
「精霊の…この世界の真相…でしょうか?」
「えぇ…だから―――」
「だから見逃せと申すのですか…犯罪者の元へ単身―――」
「迷惑をかけているのは分かる、でもそれでもやり遂げたいの!」
「………ふぅ、無謀なところは奥様にとても似てらっしゃる」
「?…それって…」
「私からは話は出来ませぬ…旅が終わったら聞くといいでしょうな」
「それじゃあ…」
「断わらせていただきます。私は何も手伝いは出来ません」
「な……?!」
「御嬢様を危険にさらすことは出来ません。ただ…」
「なによ?」
執事からの予想外の答えに怒りを覚えたが…
そこから放たれる言葉は…
「…そう。まずはこの話を無かったことにしましょう……で、ひとつおっしゃりましょう。
時には内密にしてはいかがです?そして…‘お呼びでしょうか御嬢様?’」
「え…?それって…」
この『内密』の意味は聞き方次第で二つある
最初に、『しゃべらないほうがいい』ということ
次に『言わなかった』ことにすること
しゃべるなというのならこのような言い方はしない、とアセリスは思う
ならもう片方は?と…そしてひとつの決断をする…つまり
「…用意して欲しいものがあるのだけど」
「それはいかがなものでしょうか?」
「荷物を…いえ、今から言うものを準備して欲しいの」
「仰せのままに」
この事は自ら決めた、という事に…
※※※※※※※※※
-牢屋-
「起きろ」
翌日…鉄製の扉が開き離れた位置で兵士は呼ぶが、オルクスは待っていたといわんばかりに起立する
「こい」
「……」
しかしオルクスは動く気配が無い
「なにをしている、はやくこい」
「…ひとついいか?」
「黙ってついてこい」
しかしオルクスは黙る気配は無い
「…なぁ」
「黙れと言っている!」
その声に扉の向こうからもうひとりの兵士がのぞく
「どうした」
「…出来ればあとで回収された荷物を控え室に持って来て欲しいのだが…動きつらいんだ、この服」
「…なにをふざけて―――」
「よせ…大した魔力反応は出なかったんだ。大目に見てやれ」
その後…控え室の片隅で使用人の服から黒いタンクトップに、次に白の法衣、
その上にエルブンマントを羽織るものの…全てが傷だらけだ
「なんだ…着替えたのか。」
後ろを向けば以前話しかけて来た囚人がいる
「お前は…あの時の食い逃げ」
「…勝手にあだ名を決めるな」
「じゃあおっさんだ。なんのようだ」
「別にこれといって用はないが…明日で処刑なんだろ。死ぬのが怖くないのか?」
「怖いさ…が、死ぬ気は到底ない。」
「というと?」
「話す義理は無い」
「そうかい…こっちも気が変わった。まあ楽しみにしてるさ…と呼び出しだな」
「ふん…じゃあな」
背を見せ、言った瞬間呼び出しは来た
「オルクス・リィルマクス!出場だ!」
※※※※※※※※※※※
「……………」
「グルルゥ…」
扉をくぐり…闘技場にでると目の前には、ウルフ類が5匹、ドレイクが1匹、オーガが2匹。さらに…
「…ドラゴンナイト…か?」
モンスター達の中央には指揮を取るかのようにドラゴンナイトが立っていた
『さあ、今まさに前人未到の場所に、かのS級犯罪者オルクス・リィルマクスが挑戦者として入場!
スピードを重視としたウルフ
荒れるパワーをもつオーガ
空から襲撃するドレイク
さらに龍人族の末裔とされ、捕らえるのさえ困難であり、高い知能を持つドラゴンナイト!!
かつてない布陣に勝てるのか!?
なお…この試合にてオルクス・リィルマクスが死んだ場合―――』
「勝手に殺すな…」
アナウンサーが行ったとおりバランスが取れ、厄介である
「たく…面倒いことだ」
『それでは試合開始です!』
合図のシンバルが高らかに鳴る
「…?」
身構えたオルクス…しかし
『さあ…間合いを取り様子を見る』
「動かない…か。」
マナを集め詠唱の準備をするが…その時、ドラゴンナイトの口内に赤い揺らめきがでる
連続して火球が3つだされた
オルクスはしゃがみ、飛び、そして側転で火球を躱し着地した
瞬間。鋭利的なものが眼前に迫る
ギイィン
簡易的なアイス・クロウで上空に弾くと同時に砕けた
それは斧だった
モンスター達を見ると、オーガが持つ二対の片方の斧を投げ込んでいた
さらにまた投げるモーションに入っている
加えてウルフ達も左に3匹、右に2匹ずつ行動に出ていた
―凍てつき―
オルクスは詠唱すると同時に地面に手を置くと目の前に横数メートル縦2メートルほどの氷壁がでる…があまり厚く無い
バックステップをして視野を広げると氷壁のほうから斧の先端が僅かに貫通する
右側から来るウルフを蹴飛ばしつつ空いたところを大きく移動する
後ろからもウルフが追いかけて来るが左上からはドレイクが来ている
ウルフにはファイアーボールで牽制しつつ、ドレイクには雷球をかわしながら接近し跳ぶ、そして顎と頭を肘と膝で挟む形で打ち付ける
あとはドラゴンナイト、オーガ2体、ウルフ3匹だが…ひとつの疑問が観客達によぎる
なぜ殺さないのか…と
※※※※※※※※※※
「脱出の為の条件その1、明日の闘技にでるモンスターは殺さない事」
「はあ?」
「条件よ。絶対殺さないで。」
「まさかとは思うが…彼らって…モンスターのことか?」
「そうよ」
「オイオイ…一体どんな理由だよ」
「…簡単にいえば、闘技場のモンスターは全部テイマーの手で飼育をしているの。
私もその一人…でもそれだけじゃないの」
「というと?」
「その話は終わったら話すわ。今は時間がないの」
「…で、条件2は?」
「脱出までの時間を稼いで」
※※※※※※※※※※※
虚空拳が乱射され前方にいる片方のオーガに直撃し倒れる
もう片方は直撃じゃないにしろあまり動けないだろう
ドラゴンナイトは左手に持つ盾で弾いている
その間に後ろのウルフが飛び掛かって来る
が新たにマナは練ってある
―正しき者に訪れる邪悪なる十字架 我に誓う断罪たる闇よ かの敵を束縛せよ―
「ネフィスト!」
オルクスとウルフを間を割るように黒い十字が空から落ちて来る
その十字にウルフはぶつかり、後ろにいたウルフ達の動きも止まる
それが狙いだった
ウルフ達が止まった瞬間、さらに左右に黒い十字が降りウルフ達は閉じ込められる
閉じ込めたことを確認し…
―刻まれし紅き痕を残すは、凍てつきし爪―
改めてアイスクロウを詠唱するが、今度は両手に爪を形成する。
再び前を向くがそこにはドラゴンナイトがせまり、さらに右手に持っていた大きなハルバードの斬る部分を振り下ろして来ていた
重心が片足にかかり、避ける事もままならないオルクスは…
キイィッシャーン!!
「―――――…ぐっっ!」
前に踏み込み両腕を頭上に交差させながらハルバードの棒部分を受け止めていた
しかし、両腕のアイスクロウは砕かれ、額からは血が流れる
そこで離れたところで深いダメージを負っていた片方のオーガが斧を振りかぶり…
斧が投げられると同時
歓声が上がる中
ひとつの音色が聞こえた…
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