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2014/07/20
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カテゴリ: 今日のシメイ
それは孫権との話し合いから始まっていた。
「というわけで、早速聞きたいことがあるんだが」
「何でしょうか?」
「荊州の今後の方針のことだ」
子明は考えを述べたが、孫権は別の意見を持っていた。
「要は関羽の脅威を無くせばよいのではないか?」
「それはそうですが・・・」
「関羽には娘がいるという・・・」
そう言いかけた孫権を子明は止める。

 政略結婚がうまくいくとは思えません」
「だが、甘寧もいなくなってしまった。
 力で奪い返すことなどできるのか?」
「確かに真正面からではこちらもかなりの被害を受けます。
 それなりの策を考えています」
孫権はしばらく考慮したのち、
「わかった。攻め込むきっかけ作りにしようか」
「わざと断らせる、ということですか」
「それなら文句はないだろ?」

「という具合だ、どう思う?」
「関羽の性格からすれば、断ることは間違いないでしょう。

「だが、万が一、ということもあるだろう」
「それが不安の種ならば、それも問題はありません」
陸遜ははっきりと言い切る。
「万が一、そうなったとしても
 傲慢な態度が現れることでしょう」

子明は紙と筆を取り出すと陸遜に渡した。
「悪いがしたためてもらえるか?
 さすがに書を学ぶほどの時間まではなくてな・・・」
「わかりました。私にできることならなんでもさせていただきます」
「すまんな」


話題に上がっている関羽のもとに子明からの手紙が届く。
「魯粛が死んだのか?」
「はい、後任は呂蒙だそうです」
「呂蒙・・・確か武人上がりのやつだったか?」
「ええ、そうです」
「そんなに人材がいないのか?」
「いえ、侮ってはなりません。
 この前の魯粛との戦いの主だった作戦は
 その呂蒙という者が考えたと聞いております」
その言葉に関羽の表情は変わる。
「なんだと?
 それほどまでに勉学を積んだというのか。
 ならば気を引き締めなければならぬな」
「話は変わりますが関羽様、
曹操への侵攻する策はいかがいたしましょうか?」
「それはずっと考えていたことだが、
 それなりに守備兵を残しておかねばならぬ、となると、
 水攻めがいいだろう」
「なるほど、これから雨が多くなる時期ですね。
 では早速、そのための準備を始めましょう」
「頼んだぞ。そのついでにもう一つ頼みたいことがある」
「何でしょう?」
「孫権が動いた時すぐわかるよう、等間隔に鐘を設置してくれ。
 そうすれば馬を走らせるよりも早く簡単に知ることができる」
「わかりました」
関羽は満足そうにその場を後にした。





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Last updated  2014/07/20 12:20:01 AM
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