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2014/10/05
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カテゴリ: 今日のシメイ
関羽は逃げ続けていた。
「兵はどのくらい残っているか?」
「残念ながら、想像以上に減っています。
 敵の策に惑わされる者が多いようです」
「仕方のないことだ、家族に帰って来てくれと言われれば
 心は揺らぐ。責めることなどできぬ」
「家族を使って策を講じるとは・・・」
「もう少し逃げるぞ」

ついに関羽の動きが止められる。

「くっ、別働隊がいたか」
兵力差は明らか、結果は誰が見ても予想できる。
だが、関羽の武力は凄まじかった。
そこへ子明たちも合流する。
「すんなり捕まってはくれませんね」
「あれを止めるのは大変だぞ」
間もなくして関羽の声が聞こえる。
「呂蒙はいるか?出てこい」
「呼ばれてますね、どうしますか?」
「もちろん行く。兵力は温存できるに越したことないからな。
 ・・・何か用か、関羽」

「呂蒙、お前は元々武人なんだろ?
 なら、一騎打ちで勝負をつけよう」
「勝負はもうついてる。
それに負けると分かってる一騎打ちをするわけないだろ」
「さすがに乗らぬか、ならこれはどうだ?

 そうすれば、おとなしく捕まる」
「俺が死んだとしても逃がすことはない。
 なぜそんな勝負を望む?」
「武人としての本能だ。お前にも残っているのではないか?」
「武人としての本能、か。昔はそういうのがあったが今はない。
 今あるのは最善の選択をすることだ。
 ・・・その勝負受けて立つ」
「呂蒙様!」
「心配するな、この勝負に勝てば無駄に兵力を使わずに済む」
その言葉に関羽は喜ぶ。
「では行くぞ!」
関羽は猛然と突っ込み、刀を振るう。
子明は全力で受け止めるも、それは今まで感じたことのない力だった。
(これは受け続けるのは無理だな。何とかかわせるようにしないと)
「これを止めるか、さすがだな」
関羽が様子をうかがいながら次の構えを見せ、攻撃を開始。
子明は何とか太刀筋を見極め、防いでいく。
「噂以上の武力、武神と言われるだけのことはある」
「ほめても手加減はせぬぞ」
「それでも付け入る隙はあった。何かわかるか?」
「あんな奴らに留守を預けたの間違いだった」
「そうではない、奴らを下に見て恐怖心のみで支配したことだ。
 包囲しただけであっさりと降伏してくれて助かったぞ」
子明の言葉に関羽の太刀筋が乱れ始める。
「そもそも兵糧・物資を勝手に奪ってくれたからこそ、
 攻める理由ができたのが大きい」
「なんだと、あれも作戦のうちだったのか」
関羽は動揺を振り払うように刀を振るうが、
完全に振り払うことはできなかった。
「どうした、刀が鈍ってるぞ」
「わしとしたことが耳を貸しすぎたようだ。
 次で決めてくれる」
関羽は刀を握り直した。





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Last updated  2014/10/05 02:10:49 AM
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