うたたねの詩

うたたねの詩

PR

×

Calendar

Profile

転寝屋

転寝屋

Archives

2026/09
2026/08
2026/07
2026/06
2026/05

Favorite Blog

ほろ酔い日記 -京番茶-さん
女神☆555(cecil☆)… みみゆうな1525さん
気まぐれ主婦の気ま… 諏訪姫さん
♪猫♪のだらだら日記 ♪猫さん♪さん
熊のクロノス観察記 お疲れ熊さん
初心者's かふぇ 欧州帰りのニュータイプさん
多々オンラインゲー… appleaimerさん

Keyword Search

▼キーワード検索

2017/09/17
XML
カテゴリ: BLACKLIGHT
ヨーディは慌てて方向転換して菓子泥棒の後を追う。
(ただ飯、ただ飯・・・。ただ飯っていうことだよな?)
一抹の不安を抱えながら、最後の最後には抜き去って食堂に駆け込む。
「なんだい。走ってこなくたってよかったのに」
「いや。喰われちまうし・・・」
「死にそうな顔してたくせに、まだ走れるじゃん」
この日以来、ときたま現れては邪魔され続けた。
ヨーディは思い出してみたが結局、印象は変わらないままだ。
そこへウェントソンが現れ、「まだ部屋の外にいるのか。ん、もう終わったのか?」

「あ?孫?」「ちょっと、おじいちゃん」とそれぞれ反応を示す。
「なんだ?そのことすら話してないのか!?とにかく、ミリィ。あとは頼んだぞ」
ひとりで話を進めて、勝手に出ていく。
「で、お前が軍略ってやつを教えてくれんのか?」
「うーん?教えてもらうには、それなりの礼儀がいるはずだけど?」
ヨーディは素直に教えを乞う。不毛な言い合いよりも話の先を優先する。
ミリィは5×5に区切られた紙を取り出し、その上に白と黒の石を5個ずつ転がす。
「5ならべ」というルールを説明すると、
「軍略なんて固い説明するより、実際に感じた方が分かりやすいでしょ?」
何回かやってみるが、案の定、全く勝てない。「くそっ、ナナメばっか狙いやがって」
ヨーディの愚痴が止まらなくなったところで、ミリィにも飽きが来る。「一人でやれば勝てるでしょ」

自分の手を塞ぐ一手が見え隠れする。(なんか、俺のやり方ってわかりやすい?)

「ビルクと言ったか、面識はないと思うが、なにゆえわしを探している?」
「エインテルという人から探してくれと頼まれました。これに見覚えはありませんか?」
例の鍵をアロギラの前に差し出す。「わかった。向こうで話そう」
場所を移して改めて話をし始める。「エインテルは今どうしておる?」

ビルクは声を詰まらせる。
「もしやと思うたが・・・。かようなことを起こすとは」
「なぜあの人は自分の命を捨ててまであんなことを?」
「その前に今までの経緯を教えてくれぬか?」
そう言われてビルクは「師匠と出会ったのは、7年ほど前に拾われたときです」
借金を理由に一家離散した、とだけ言って話を進める。
「死にたくなかったら、俺の役に立て」それが最初の言葉だった。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2017/09/17 12:00:39 AM
コメント(0) | コメントを書く
[BLACKLIGHT] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: