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2017/10/15
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カテゴリ: BLACKLIGHT
近づいてくるリグラーにビルクは警戒を強める。
「これからは仲間になるんだ、よろしく頼むぜ?」
誰も理解できない話にリグラーは説明を加える。「俺らの国とこの町は手を結んだっていうことだ」
発端となるあの戦いは全体から見ればほんの一部分にすぎなかった。
国境付近にある数か所の町がほぼ同時刻に奇襲を受けることになった。
さらには奇襲部隊とは別に救援として駆けつける援軍に対応する伏兵部隊もいた。
この戦いの目的とは占領ではなく、マーキングだという。そのため、あっけない撤退で幕を閉じた。
「だからって手を組む必要なんかねぇだろ」
だが、「まだ終わってねぇ」とリグラーは話を進める。

「こんな貧しいのに、よくこんな国に付き従っていられるもんだ」と。
リグラーの持ち出した話には、希望するなら別の場所に住むところも用意しているという。
「今は何もないようなところだが、交通の要所となるよう資金援助もしていく」
ビルクはまた口を挟む。「奪ったところで、奪い返されるのがオチだろ?」
その言葉を待っていたとばかりに笑みをこぼしながら言った。
「バフタールとイグリスの同盟がようやく決まった。これで心置きなく全勢力をこっちに向けられる」
イグリス側からしてみれば、ゼリクトアがフューリッドと同盟したことによって、
絡めとることが難しくなってしまった。
まさにその原因を作ったバフタールには根強い恨みが渦巻いている。
その上で同盟を結び、南北から攻め寄せればフューリッドは兵力を二分せざるを得ない。
さらにはグラッカ王国とも結び、西側からも攻め出してくるという。

バフタールとイグリスの国境線は長年の戦いで荒れ果てていた。
このまま続けても埒が明かないという考えが生まれ、停戦が持ちかけられる。
それならいっそのこと同盟を結んで大陸を二分しようという話に変化していった。
「この戦いでフューリッドは滅亡への道を加速させるだろうな」
そんな簡単に潰れるような国じゃない、とビルクは思ったが、

「今はなんもする必要はねぇ。ここまで攻め込めたとき、呼応して味方してくれりゃぁいい」
そう言い残してリグラーは帰っていく。
(この国が潰れる・・・。潰れたら標的が余計見えなくなるじゃねぇか)





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Last updated  2017/10/15 12:00:32 AM
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