【夢に】白い稲妻の踊り疲れてりんかい線【溺れる】

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2012.01.15
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カテゴリ: 古今東西
 ヴィクトワールピサによるドバイワールドC制覇の快挙からもうすぐ1年。3月末のワールドカップデイ(ドバイミーティング)に向けて、ドバイWCを開催する競馬場では12月から競馬開催が始まっている。
 ちなみにドバイというのはアラブ首長国連邦を構成する首長国のひとつでアラブ首長国連邦の首都にもなっているペルシア湾沿岸に位置する都市である。

 実は近年そのドバイで各国の競走馬適正を考えさせられる、ある変化が起っている。

 一昨年の2010年からワールドカップデイで主軸となるドバイWCはメイダン競馬場(Meydan)に舞台が移ったのだが、これが変化を生む引き金になった。それまで開催されていたアメリカのチャーチルダウンズ競馬場をモデルに建設されたナド・アルシバ競馬場(Nad Al Sheba)とは違い、メイダンはダートの代わりにオールウェザーを使用したオリジナルコースになったのである。

 とはいえオールウェザーに変わったことを指摘したいのではない。2008、2009年米国のブリーダーズCは当時オールウェザーだったサンタアニタ競馬場で開催。欧州勢が活躍したことで、欧州勢のドバイへの参戦が期待されたが、思惑通りに事は運ばなかった。サンタアニタはプロライドという種類で差しが決まる傾向が強く、芝馬の活躍が目立った。しかしメイダンはタペタという種類で、前々で決まった昨年からも分かるように傾向が異なる。同じオールウェザーでも違いは大きく、多くの欧州関係者が適性を見極め切れておらず、メイダンへの出走に慎重になっている。

 欧州だけでなく、ダートの本場米国からも、超一線級の参戦が減少している。米国では2010年以降オールウェザーを撤廃する動きがあり、サンタアニアでもダートに戻している。当然、米国勢は芝馬に適正があるメイダンでの勝率が少なくなった。

 かくしてドバイWCは先行する芝向きのダート馬の競馬(難解w)へ変わったことで欧米勢の参戦が減少するレースとなってしまった。これはレースだけではなくマーケティングにも影響する事象なので、今後、モハメド殿下が現状に対しどう動くのか、また各国の馬場事情にも注目していきたい。

 さて日本勢だが天皇賞・秋馬トーセンジョーダン、ドバイWC2着馬トランセンドなど数多くの有力馬が遠征予定。今年も“日本馬旋風”が期待できそうだ。欧米勢の一流どころの参加がさらに減少しそうな今年のドバイWC。日本馬の最大のライバルは、地の利があるゴドルフィン勢なのかもしれない。







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Last updated  2012.01.16 03:44:14
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きゃんたろう@ Re:BOGドラフト(2、3月)結果確認(03/07) 延命処置ありがとうございます。 BOG指名…
きゃんたろう@ Re:VOG第7、8回ドラフト(2、3月)開始(03/03) VOG アジアンテースト ジュヒョウ ヴェラ…
ヌレイエフ@ Re:VOG第7、8回ドラフト(2、3月)開始(03/03) 仕事が遅くなりました。すみません。 VO…
あるた@ Re:VOG第7、8回ドラフト(2、3月)開始(03/03) BOG指名馬です。 1.スズカデヴィアス…
そらおみ@ Re:VOG第7、8回ドラフト(2、3月)開始(03/03) そらおみBOGです。 よろしくおねがいしま…

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