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カテゴリ: 鎌倉・室町・戦国
 徒然草(つれづれぐさ)は日本を代表する随筆で有名な吉田兼好が書いた書です。随筆なので思うがままに140段ほど書いてあるのですが、その中の11段
にこんな話があります。

 兼好が京都の郊外を歩いていたとき、ひっそりと建つ庵があった。筧にしたたる水の音以外はなにも聞こえない。でも閼伽棚に綺麗に花を生けてあったりして住人は不在だったが「こんな自然の中で住んでる人は趣があるなぁ」と思っていると庵のむこうに実をつけた大きなみかんの木があった。その木に厳重に柵がしてあるのをみて兼好は興さめて、「この木がなかったらなぁ」と思った。

 せっかく自然の中で家財をすて出家しているのにみかんの実にはなんで「自分のもの」と独り占めしてしまうのか。兼好はそう感じたのだと思います。

 世の中「自分が」「自分が」と自分の所有や権利ばかりいっていると必ず人間関係はギスギスしてきます。所有や権利は大事なことですがそれより大事なのは人間関係。私は多くの方に恩恵を受けてきたのでなおさら感じます。

 私がもし自宅にみかんの木を持てるようになったら実がなっても柵はしないような人間になりたいです。なぜなら私の友人はそういう人が多いですから。

 兼好さんは他にも色々なことをいっているので今後ともご登場願いましょう。


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本場奄美大島紬専門店 奄伽樂(あまから)

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最終更新日  2005年05月30日 15時13分25秒
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