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事故。量販店で新品を眺めている分にはまず起こらないのだが、どうにも古物商には事故を誘発する要因が非常に多いような気がする。メガテン風に言うならば満月時に合体事故率が上がるようなものなので(たとえが悪すぎです)出費は大差なかったりして採算が合ってしまったような気分になるからなお悪い。そもそもである。167MT用に50mmと135mmの溝を埋めるようなレンズを探していた筈なのである。懐具合と性能を相談した結果、Sonnar85/2.8を買う事にして、そのつもりでカメラ屋に行った訳なのだが、、……なんというかアレである。Sonnarというところは同じなのだが、そもそもF=1:2/5cmである。しかも本体も付属している。(注:本体の方が高価です)本当に何がいけなかったんだろうなぁ、、と思いながらも損した気分はどこにもなく、一刻も早くフィルムを現像すべく、兎角シャッターを切ったと記憶している。Contax IIa, Sonnar 5cm/2(戦前), DNP CENTURIA 100まあ、アレである。無理して戦前のレンズを選んだので、前玉がキズだらけで激しくフレアが出る。戦後の玉ならば比較的綺麗な玉もあったのだが、どうしても沈胴式のレンズが欲しくて、つい古い方を選んでしまった。近いうちに一般撮影用として戦後のコーティングレンズでも1つ買っておこうかとも思うが、どうにもこの沈胴式の古くさくて持ち運びに困らない戦前レンズに慣れてしまうと、これ以上かさばるレンズに変えようという気が起こらなくなってしまう。どうでも良い話、このレンズにはモノクロが良く似合うなぁと思う。フィルムも最近の綺麗なヤツじゃなくて、粒子ザラザラの力強いフィルムが。
2008年02月13日
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167MT, Planar 50mm/1.4(AE), Fuji ACAROSフィルムスキャナを使わずに、プリントした印画紙をスキャンする方法に変えてみた。多分、スキャン後に調整するのと画像としては大差ないのだと思うのだが、こちらの方がより「自分の写真」という感じがして安心する。ネガはプリント次第で様々な表情を見せてくれるから退屈しない。一瞬の勝負となる撮影時とは対照的に、プリントは時間から解放される。撮影で捕らえた瞬間を暗室の薄明かりの中でもう一度解放する。そして印画紙の上の濃淡として恒久へ昇華させる事が写真の原点なのだろうと思う。
2008年02月10日
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デジカメ離れが激しい今日この頃ですが、それでも先週末のK20Dの「体感&トークライブ」とやらを覗いてきたんですよ。Webの説明じゃイマイチ良いのか悪いのか判断出来ないので、せめてカタログだけでも貰ってこようかと。あんまり時間も無かったので、トークライブもトライコーナーも無視して、会場内の写真だけ見て帰ろうかと思ってた訳なのですが……いや、ペンタックスの人って本当にフィルム好きですね。たまたまフィルムカメラを提げていたのを目敏く発見した方がさりげなく近寄ってきたのです。(PENTAXのカメラを持って行かなかったのはある意味失策)曰く、フィルムユーザーから見てK20Dのモノクロモードはどうか?というような話で、天野は無駄に褒めるのを嫌うので、率直に「撮影からプリントまで本当に丁寧に行ったプリントとは比較してはいけないが、デジタルの手軽さでここまで出るならば充分選択肢に入りますね」と少々厳しめのコメントを残したところ、どういう訳か話が弾んでしまった訳で。恐らく、開発陣は35mmフィルムにはまだ追いついていない領域がある事を認めているのでしょう。(まあ、トータルではデジタルの方が強いのは確かなんですが)不思議なことに、フィルムカメラから撤退したにも関わらず彼らのベースはフィルムなんですね。今回のラチチュード(K20D/K200Dはラチチュードを無理矢理広げるモードが付いている)は、フィルムに圧倒的に劣っている部分を何とか補おうという現れかなぁと邪推したり。そのうちレンズの話になって、スターレンズ、FAリミ、DAリミのコンセプトだとかを聞けました。天野が43リミが好きという話をすると「あのレンズは凄く『変』なレンズなんですよねー」とあるいみ凄い発言が。43リミは乱暴に言えばコントラストが低めに出るように設計されている。そのため、快晴や夜景などのハイコントラストな場面でも調子が飛ばない事で天野は愛用している事を伝えると、ちょっと嬉しそうでした。(コントラストの出るレンズでは特に暗部が潰れてしまって全然駄目だったりもする)やっぱりフィルム時代は良かったなぁ、とデジカメの展示会場で実感しているのが皮肉というか何というか。……ああ。で、肝心のK20Dはと言えば、かなり特殊なカメラとも言えそうです。天野の評価では、「対デジタルは苦手だが出力は得意、ただしRAW現像必須」という感じです。正直、ディスプレイで見る限りではK100Dが最も綺麗です。(K10Dよりも!)特にK20Dはピクセル等倍では破綻してるようにすら見えます。ところが、大伸ばししたパネルを見る限りではディスプレイで見たようなアラが目立ちません。(さすがにデジタル臭さは消せなかったようですが……)かなり用途を限定するカメラだなぁ、というのが正直な感想です。あ、ベース感度(ISO100)では微妙な感じではありますが、感度を上げていっても画像の劣化が少ないので、ISO800以上では歴代機を圧倒しています。ISO3200あたりまでは何だかんだ言って使えそうな感じですね。特にここはK10D/K200Dが苦手な分野なので、イメージセンサ供給元の変更は大英断だったと思いたい。(まだその恩恵は充分に発揮できていないようですが)因みにサムスンのCMOSですが、マイクロレンズの設計を若干ミスっているんじゃ?とも勘ぐってしまいます。近傍の画素に光が漏れてしまっているような……ノイズ処理に関しては結構優秀なんですけどねぇ……新年早々厳しいことを言うようですが、今年のPENTAXは雌伏の時と見て来年以降の開花を心待ちにしていようと思う訳です。特にサムスンのCMOS。
2008年02月06日
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Contax Gシリーズはレンズの本数が少ない。・Hologon 16mm/8・Biogon 21mm/2.8・Biogon 28mm/2.8・Planar 35mm/2・Planar 45mm/2・Sonnar 90mm/2.8・Vario-Sonnar 35-70mm/3.5-5.6の7本だが、Vario-Sonnarは出回っていないし意味がないので(暴言)実質6本としよう。レンズ名をフルネームで表記すると少々長いので、短縮するのはどこのマウントでも共通だろうが、Gマウントにおいては焦点距離が同じレンズが無いので非常にわかりやすい。ぶっちゃけ「35mm」みたいに焦点距離だけでも良いのだが、構成名の頭文字と焦点2桁の3文字だけで表記されることが多いように思う。「B28」だとか「P45」という具合である。前振りが長ったらしくなってしまったが、その「P45」なのである。数あるPlanarレンズの中でも、最も安価で(2万円でお釣りが返ってくる)取引されていながら、その実愛用者からの評価はすこぶる高い。特徴としては・豊かな階調表現・なだらかなボケ味・程良いコントラストによる立体感……うーん。他のPlanarと褒め言葉が変わらないなぁ……まあ要するに、至って正当なPlanarなのである。それどころか、レンズ構成はありがちな「変形Planar」ではなくて、4群6枚対称型の正真正銘のPlanar構成と(発売は95年だった事を考えると)何とも風変わりなレンズである。さもすれば、クラシカルなPlanarの復刻?とも思ってしまうようなスペックであるにもかかわらず、これがまたすこぶる良い描写をするのである。CONTAX G1, Planar 45mm/2, Kodak ELITE CHROME 100とにかく、小細工なしで良い質感に仕上がってくれる。フィルムチェック中に「あれ?もしかして写真上手くなった?」と錯覚してしまうが、本当に錯覚である。(同日に撮影したY/Cのフィルムはいつも通りの仕上がり)以前はZeissレンズについて回るキーワードの「立体感」「ボケ味」「空気感」というのが、実感が無かったのだが、P45はそれらをはっきりと認識させてくれた。CONTAX G1, Planar 45mm/2, Kodak ELITE CHROME 100恐らくは、人間の認識や記憶に残るイメージに近い質感になるよう設計されているのだろう。「光学的」な理想レンズを追い求めた日本のレンズ設計とは方向性が違うのだなぁ、とつくづく思う。(無論、そういうレンズも必要なんだけども)P45は素晴らしいレンズだと思う。素晴らしいとは思うが、本人の力量を超えてレンズが勝手に芸術してしまっているような恐怖もある。このレンズを「頼れるパートナー」とするのか「レンズに撮らされているだけ」になるのかは、偏に撮影者の心持ち次第なのだろう。CONTAX Gはコンセプトからして非常に気軽なカメラである。その気軽さの裏側への畏怖を忘れたとき、僕はこのカメラに飲まれてしまうのだろう。―カメラは正しく「刃」なのだ。
2008年02月02日
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Y/Cの50mm/1.4レンズと言えば何と言ってもZeiss設計のPlanar50mm/1.4が有名だが、陰でこっそりML50mm/1.4というヤシカ設計陣によるレンズも販売していたようだ。工場はどちらもヤシカで、レンズ構成も変形ダブルガウス型と一見差がないようにも見える(実は絞り羽枚数が違ったりする)のだが、いざ撮影してみると画質は別方向を向いていて非常に興味深い。167MT, Planar 50mm/1.4(AE), Kodak ELITE CHROME 100Planarはコントラスト重視で、シャープネスよりはボケの質感を重視している傾向が強い。カラーバランスは、やや暖色系。167MT, ML 50mm/1.4, Kodak ELITE CHROME 100一方のYashicaMLは解像度に優れ、シャープネスが高い。(ニッコールほどではないが)カラーバランスは、寒色系。どちらのレンズも一長一短ではあるが、その日の気分でレンズを変えても面白い。因みにYachicaMLはその特性から予想できる通り、金属などの無機質の描写に優れている。167MT, ML 50mm/1.4, Kodak ELITE CHROME 100ただし、ボケが固めでどうにも画面全体としてのまとまりに欠けるような気もするので、背景には気を遣う必要がある。開放から性能を発揮するレンズではあるが、ボケの性質から若干絞った方が良いケースが多い気がする。逆にPlanarは積極的に開けていくと面白い。ボケが綺麗なだけに、過剰に絞ってしまうのはどうにも勿体ない気分になってしまう。敢えて苦言を呈するならば、絞りの形状にもう少し気を遣って欲しかった。(円形とは言わないが、せめて鋸状は回避すべきだった)さすがに京セラ時代のMM世代レンズでは絞り形状も再設計されたらしく、多くのレンズで絞り形状が改善されたらしいのだが、、なんにせよ、選択肢があるという事は趣味人としては嬉しい限りである。
2008年02月02日
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すっかり記事にするのを忘れていたけども、去年の末あたりからごそごそと機材を買い込んで散財するような日々を送っていた訳で。11月頃に「CONTAX G1買いました」記事を書いたけども、それでCONTAXというかZEISSに興味を持って手を出したのがY/C(ヤシカコンタックス)機種は最も不人気とも言える167MT。何せ兎角安い。でも作りは確か。何故そんなに不人気なのかと言えば、シャッターダイヤルの代わりにスライドスイッチを搭載したから、という事くらいしか考えられない。167MTにシャッターダイヤルを乗せ直した程度(だと天野は認識している)CONTAX STがそこその値が付いている事を考えれば原因は自明。要するに絞り優先メインの機種な訳で、そのくせ別に軽量という訳でもない。これで軽量小型なら、PENTAXのME Superみたいな人気は出たかもしれないが。因みに天野はかなり使いやすいと思っている。(無論、絞り優先専用機として)それはそうとしてこの167MT。どうにも見目がよろしくない。Y/Cのレンズも、やはり外装が美しいとは言い難い。(レンズは綺麗なんだけども)要するに、Y/Cの人気はその描写性能のみを柱にしているのだろう、と思う。ではその「描写」はと言えば、確かに他社とは一線を画しているのだろうと思う。ただし、単にどちらが上かとは言わない。Y/Cのレンズは、とにかく癖が強くて自己主張が激しい。レンズごとに癖はバラバラだし、共通する特徴と言えばコントラスト重視気味というところくらい。正直言って、これは「道具」じゃないよなぁ、とも思う。バヨネットマウントで自動絞りの一眼レフでAEも使えますよ。と機能的には近代的なのだが、レンズの方向性がクラシカルなままというべきだろうか。まあ、本当のクラシカルカメラは手間が掛かるし、そういう意味では非常に素晴らしい趣味カメラだと言うことなのだろう。実際問題、Y/Cでの撮影は楽しい。撮影者の意図に素直に従ってはくれないから、撮影者と被写体の関係にレンズの主張という3つめの要素が絡み合ってくる。現像したフィルムをチェックしているとき、偶然にもそれらがうまくかみ合ったカットが混ざっていたりすると無性に嬉しくなってしまう。そういう危ない橋を渡りたくなければ、Y/CレンズでもZEISS系ではなくてYASHICA系を選べば安定した(逆に言えば面白味に欠けた)性能を発揮してくれる。因みにこういった気まぐれな性質は、CONTAX Gシリーズでは一変して撮影者に協力的になる。Y/Cがエキセントリックで天才肌の芸術家だとすれば、CONTAX Gは優秀な執事だろうか。ただ、この優秀な執事は残念なことに老眼で、AFの性能に難ありなのである。CONTAX G2は老眼鏡を新調したのか、AF精度がそこそこに上がっているものの、やはりMFが使えないというのも少々味気ない感じもする。どうにもCONTAXというブランドは、総じて少々飛んだ感じの性質を持つらしい。(旧Contaxも含めて)まあ、そこがZEISSらしいと言えばZEISSらしいのだけども。なんだかんだ言っているけども、天野はCONTAXもZEISSも好きなのだと思う。逆立ちしても信者にはなれそうにも無いけれども。
2008年01月29日
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昔の記事を読み返していたら、Kowa/SIXの写りが微妙だとかそんな記事があった。今考えてみると全くの誤解だったのだと思う。まあ、確かにISO400のモノクローム(PRESTO)では性能が発揮できなかったのは確かなのだろう。が、ISO100のモノクローム(ACROS)ではどうだろうか。少々絞りを開きすぎてボケが煩くなってしまっているが、合焦部の描写能力に関しては、(BLOG用に縮小した画像ではわかりにくいが)服や帽子の質感は群を抜いて素晴らしかった。何故か肌よりも布などの繊維の方が優れた質感描写になるという特色もある。試しに全紙サイズの印画紙に焼き付けてみたが、大伸ばししても画質が損なわれることもなく、モデルさんにも大変好評な一枚だった。このKowa/SIXの標準レンズ。85mm/2.8で4群5枚のクセノタール型構成の(当時としては)ごくごく一般的なレンズなのであるが、条件さえ整えば非常に素晴らしい描写をしてくれるようである。(どうやら、その条件はフィルムの粒子の細かさらしいが)モノクロームも良いが、カラーでも充分な能力を発揮してくれる。F5.6程度まで絞った絵なのだが、ここまで絞ればボケも破綻しなくなってくる。合焦面から滑らかにボケに移行していく様は見事の一言に尽きる。そして何と言っても、橋のペンキの凹凸。やはりこのレンズは、無機質な物体の質感を描写する能力に長けているようである。しかしながら強い光(空)の近傍に光が漏れてしまっているのは、設計年次の古さ故の特徴だろうか。マルチコーティング時代のレンズと比べてしまうと、どうしても光には弱いところが露呈してしまう。まあ、別段それが欠点だとも感じないのだけれども。輝度差の激しい背景を大きめにぼかすと、綺麗な五角形が現れる。正直言ってボケは堅い。逆に言えば「きらびやかなボケ味である」とも言えなくはない。因みにこの五角形は微妙に丸みを帯びている。絞り羽根が直線ではなく曲線でデザインされているからなのだが、解放から3段目まではその丸みが顕著に表れる。5枚羽ながら円形に近づけようとした努力は最近のレンズには見られない努力で、そういった点でも好感が持てる。余談ながらY/CのPlanar50/1.4(AE)はF2.0~F2.8の範囲で絞りが変形星形になってしまい、作りの適当さに落胆した覚えがある。(なので天野はその絞り域を外して使うようにしている)買った当初からお気に入りのカメラではあったが、最近では「困ったらとりあえずKowa/SIX」という感じになってきてしまっている。無論、万能カメラとはほど遠い存在なのではあるが……目下の悩みは修理も難しく、そもそも全然流通していない事である。壊れた時の事を考えると、数台は持っておきたいカメラなのだけどねぇ……
2007年12月06日
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「ゾナー」って聞くと、「ああ、ソニーのデジカメなんかに使われてるレンズ?」とか思ってしまうのは、やっぱりソニーの宣伝効果が大きいのだと思う。(因みにあいつはバリオ・ソナーっていうズームレンズ)ある意味、一般的にはツァイスの看板レンズ「プラナー」よりも名前は通っているのかもしれない。しかしながら、プラナーに比べてゾナーの評価はすこぶる低い。(まあ、ソニーがゾナーの名を貶めたとも言えなくはないのだが……いやはや)中古市場でも、「え、こんなに安くていいの?」とか心配になってしまうような価格が付いていたりもする訳で。(まあ、プラナーが高すぎるだけという説もありますが)天野も例に漏れず、「ゾナー=微妙なレンズ」という図式が頭の中にあった訳です。つい先日までは。実はY/Cボディを買う際、プラナーだとかの標準レンズと一緒に、格安だったSonnar135/2.8をもののついでに買っていたのですが、少々かさばるしなんとなく使いどころのないレンズだなぁと半ば放置気味だった訳です。「天野さん、横浜行きましょうよ、横浜」と写真仲間に誘われたのはつい先日。持って行くカメラを選ぶときのほんの気まぐれで、そのカメラ本体より重いんじゃないかとも思うレンズをバックに詰め込んだのが事の始まり。 167MT, Sonnar 135mm/2.8, Kodak ELITE CHROME 100ふーん。ペンタックスのM135/3.5なんかに比べて半段明るいだけなのに阿呆みたいに図体のでかいレンズ、という印象しか持っていなかった訳なんだけども、いざファインダーをのぞいてみると全然違う世界が広がっていた。詰まるところ、解放での程良いシャープネスとコントラスト。これらによってピントの山が見やすく、望遠だからといってピント合わせに苦労する訳でもなく、重量以外は非常に快適なレンズだったのである。いやはや。先入観でモノを判断してはいけないですね。天野の予想に反して、ゾナーは良いレンズでした。ただし、やっぱり癖は強かった、という事を付け加えておきます。ボケ味はおおよそ柔らかく綺麗な感じだけども、背景の具合と絞りの選択によってはボケが完全に破綻してしまったりと、なんだか気難しいレンズだなぁと。(まあ、ツァイスのレンズの多くはそういう癖玉だらけなんだけども)ごく一般的なレンズと違って撮影には気を遣うし、現像が上がってくるまで仕上がりが予想できないとなかなかスリリングなのだが、当たりカットの品質は撮影者の技量を超えてしまっているなぁという感じもする。要するに、自己主張の激しいレンズなのである。この先も、こいつらとうまい具合に付き合っていきたいなぁとか思う反面、良いレンズって何だろうかなぁ。とふとしたときに考えてしまうようになった。撮影者の意図に忠実なレンズか、自己主張の激しいレンズか。ピント面のシャープネスが素晴らしいレンズか、ボケが綺麗なレンズか。一つ言えることは、写真を見る側に取ってみれば、どんなカメラやレンズを使っているかは大した問題ではないのである。結局は良い写真が撮れればそれだけでいいのである。……なんて言ってしまうと、元も子もないかな?
2007年12月05日
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どうやらカラーネガも自家現像可能らしいですよ、という話をちらっと聞いた。調べてみると、量販店でカラーネガ現像薬品のセットが普通に売っているじゃないですか。薬品1Lでおよそ2000円前後。1Lの薬品でタンク現像できるのはまあ8本くらいかな、と考えるとかなり割高。とまあ、以前はコスト面からあきらめていたわけですが……フィルム現像はタンク現像の他、パトローネを現像液に直接浸ける方式も存在する訳で、その場合の薬品使用量はかなり少ない(10mlくらい?)なのですね。白黒用の簡易現像ツール「ダークレス」が出ているのは知っていましたが、これをカラーに応用可能と知ったのはつい最近。この方法だと、(原理的には)1Lで100本程度現像可能なので、単価が非常に安く仕上がります。※まあ保存期間が短いので、100本現像しきる前に劣化して駄目になってしまう可能性が高いですが……加えて、最近発売になったDNPのCENTURIAシリーズが、滅法安い。そんな訳もあって、ちょっと始めてみました。カラーネガ。167MT, Planar 50mm/1.4, DNP CENTURIA 100ほほう。確かに粒状性は同感度の白黒ネガやリバーサルとは比べてはいけないものの、値段の割には良く写るじゃないですか。何より、色を自由にいじれるというのが楽しい。確かにデジタルでも出来ない訳じゃないのですが、正直ラチチュードも狭いし、何より撮った時点で色が完成してしまっているので、わざわざ調整しようという気にならない。(天野が無精なだけですね……)その点、カラーネガは最初からカラーバランスが整っていないので、自分で色を決めざるを得ないんですよ。因みにスキャン直後の状態。まあそんなに悪くはないんですが、若干シアンに転んでいますね。少々鮮やかさも足りませんし……それで調整したのが1枚目です。ごらんの通り、非現実的な色調になっています。(意図的にカラーバランスを崩してみました)因みにノーマルな色調を目指すとこんな感じです。……え?こっちの方が良いって?まあ、そりゃグラデーション等考えるとノーマルな調子が一番綺麗なのは確かですよね。ただ、「実際の色調」なのか「記憶の色調」なのか「イメージの色調」なのかを選択できるっていうのはかなり面白いですね。そんな訳で、カラーネガだからこその色調というのをちょっと追求してみたいかな、と思っています。
2007年11月25日
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いやはや。色々と(主に仕事が)忙しくて、写真を整理する時間も無かったのだけれども、カメラ屋だけにはしっかり通っていたというのがここ数ヶ月の天野です。そんな訳で、ちゃっかり新機材投入です。先ずはCanonが誇る高画質デジカメ。IXY DIGITAL L……何となく語弊があるような感じはしますが、このLと後続のL2は珍しく単焦点レンズ搭載で、実に良い写りをするのです。因みに中古で、ほぼ捨て値同然の価格帯でした。そして、フィルムカメラは遂にレンジファインダーの世界にも手を出すことに。CONTAX G1 + Planar45/2.0……やはりこれも語弊が……確かに計測は三角測量なのですが、「レンジファインダー」と呼ぶには少々問題がある気がいたします。しかしながら、レンズはツァイスクォリティ。お手頃価格でも写りは確かという大変魅力的なカメラではありますが、実質AF専用というのは案外に使いにくいもので……確かに安値で出回っているのにもうなずけます。まあ、レンジファインダーだけに広角専門で使っていこうかと思います。そんな訳で、何とか暇を見つけて更新再開したいなぁ、などと考えている訳で。
2007年11月10日
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長い間音沙汰無しですみません。写真は山のように溜まってるんですが、印画紙にプリントするのに忙しくてデジタル化するのが全然追いついていません。あ、辛うじてベタならありますね。もうちょっとで一段落するので……もうちょっとで。
2007年09月15日
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ここ暫くはモノクロームばかり撮っていた影響なのか、久しぶりにカラーで撮影してみるとなにやら傾向が変わってきたようにも思える。K100D,COSINA 100mm F3.5 MACRO,F5.6,1/350,ISO200以前撮った薔薇の写真と見比べてみると、背景に気を遣うようになったなぁと感じる。特に画面全体としての陰影のバランス。K100D,COSINA 100mm F3.5 MACRO,F5.6,1/250,ISO200写真の入門はモノクロから、という意見にもうなずけるような気がする。
2007年06月11日
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どう贔屓目に見ても「自然な発色」からはほど遠い写真になってしまう。多分、PENTAXの「癖」なんだろうけども、赤がどうにもベタ付いたような色調に出てしまう。被写体が余程赤くない限りは少々派手目で見栄えのする色調に仕上がるのだが、どうにも本当に「赤い」被写体に限って言えば極めて不味い調子としか言いようがない。まあ、今のところ紅い薔薇以外でこういった「不味い」調子になる被写体は知らないので、K100Dの天敵という事で納得する事にしようか。キヤノンのピクチャースタイルのように発色の調子を変える機構っていうのは、デジタル世代のカメラにはもしかしたら必須なのかもしれない。フィルムカメラはフィルムを取り替えることで色調をコントロール出来たのに、デジタルではそれがイマイチうまくいかない。この辺が今後のデジタル一眼レフの成長を握るカギなんじゃないかと密かに思っている。そう言えばK100Dでピクチャーモードを選ぶと、若干発色が変わるらしい。「いや、だからそういうカスタマイズ機能もK10Dに」とか思ってしまうのだが、どうにもそういった気遣いはないらしい。少しばかり惜しいなぁとか思わなくも無い。
2007年06月10日
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薔薇は薄桃色が一番好きだ。K100D,COSINA 100mm F3.5 MACRO,F8.0,1/350,ISO200まあ要するに一番綺麗に写るからっていう理由なんだけど、思った通りの写真に写るってのは非常に有り難い。同様の理由でブルーローズも好みかな。K100D,COSINA 100mm F3.5 MACRO,F8.0,1/350,ISO200逆に苦手なのは深紅の薔薇。色収差でエッジは甘くなるわ赤が色飽和を起こすわで他人にお見せできるような写真が撮れた試しがない。薔薇に限らず赤は天敵、だと思っている。ただ、黒白フィルムを使うときならば話は別。深紅の薔薇が毒々しいほどの黒に写るのはかなりインパクトがある。色鮮やかな被写体を敢えて黒白で撮影するというのも、なかなか興味深いものがあるなぁと最近は思っている。
2007年06月08日
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プリンタで出力するとなんだか色の再現性が悪い。まあ、純正の用紙じゃないので色が転んで当然なんだろうけど。K100D,COSINA 100mm F3.5 MACRO,F5.6,1/350,ISO200やっぱり少々割高でも純正かICCプロファイルを用意してくれているメーカーの紙じゃないと納得のいく色は出ないものだね。まあ要するにメーカー純正かピクトリコのどっちかにしとけ、っていう話なんだけど。K100D,COSINA 100mm F3.5 MACRO,F11,1/20,ISO200結局、用紙の品質がどうこうっていう話じゃ無くって、用紙の特性に応じた印刷が出来るかどうかっていう方が出来上がりを大きく左右するみたい。まあ特にカラー写真だからね。微妙な色の再現が出来ていないと、なんとなくがっかりしてしまうよね。
2007年06月04日
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某量販店の馴染みの店員に去年からずっとK10Dをプッシュされてきた訳ですが、ここに来て緊急値下げの魔力の前についに折れました。いやいや、今年中には買う積もりだったからいいんですけどね。そんな訳で今日の撮影がK100Dの仕事納め。K100D,COSINA 100mm F3.5 MACRO,F5.6,1/1000s,ISO200しかしながら、相変わらず入門機とは思えないカメラですね、K100Dは。そりゃAFが遅いとか盛大なシャッターラグが発生するとか、確かにプロユースには厳しいのも確かなんだけども、撮れた画像の品質は文句なしなんだよね。K100D,COSINA 100mm F3.5 MACRO,F11,1/250s,ISO200そういう意味、K10Dは様々な箇所で僕にとっては「オーバースペック」なのかな?とも思ってしまうんだけど、カメラグランプリおめでとうっていうPENTAXへのご祝儀の意味も含めて購入に踏み切った訳で。因みにK100Dは姉夫婦への出産祝いになる予定。立派な親馬鹿カメラマンになって欲しいものです。
2007年06月03日
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何の変哲もない写真でも、フォーマットを変えるだけで随分と印象が変わる。詰まるところそれは、どのラインでトリミングして出力するのかという事が案外に重要なのだと言うことだろう。フィルムの場合はデジタルと違ってノートリミングじゃなくって、微量だけトリミングする必要があるものだからね。そういう所もちょっと気になる。6×6を6切(8×10)に配置する場合、7×7で配置するのか、若干細長くトリミングして7×9あたりで配置するのか。非常に悩ましい問題かも知れない。いっそ正方形の印画紙があれば悩まずに済んだのになぁ。
2007年05月31日
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ウェストレベルのカメラが面白いなぁと思うのは、日常的な視点より低い位置からの撮影になるっていうところ。特別な姿勢を取らなくても(例えば片膝立ち)簡単にローアングル撮影ができるっていうのも利点だと思うし、逆に俯瞰が難しいっていうのは欠点とも言える。まあ、高いアングルからの撮影はアイレベルのカメラに任せるとして、ウェストレベルでしか撮れない写真を積極的に撮っていきたいなぁと思う。MamiyaのM645かKowa/SIXを首から吊り下げて、肩にはMXっていうのが最近のスタイル。ま、適材適所だよね。
2007年05月29日
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描写は今ひとつという感が否めないKowa/SIXだけども、なんと言ってもこのスクウェアフォーマットは(僕が持っている)他のカメラには無い魅力。撮っている時は尋常じゃなく楽しいんだけども、いざ現像してみると期待通りの絵が出てこない「がっかり感」があるのは確か。それでもやっぱり撮影は楽しいから、ついつい使ってしまうんだけども。描写のどの辺が気に入らないのかと言えば、なんというかイマイチ「ヌケ」が良くないっていうところ。かといって階調描写が特別優れている風でもなく、ボケ味が良いって訳でも無く、別段シャープって訳でも無くって、一体どの辺にオイシイ所があるのかよく分からないレンズなんですよね。(おいおい)ま、コントラストに関しては使っているフィルター(今はスカイライト)が悪さをしているのかもという疑惑もあるので、今度Y2みたいなコントラスト強調フィルターでも使ってみる必要があるかな。まあでも、レンズシャッターだったり縦型だったりと本体性能に関しては二重丸をあげたい。クイックリターンミラーじゃなくってブラックアウトなのは、シャッター音が小さいという反面もあるので欠点とも言い難いかな。因みにMamiyaのSEKORレンズに関して言ってしまえば、程々のシャープネスとヌケの良さを兼ね備えつつも、圧倒的な階調描写を実現した奇跡のレンズ。と呼びたいくらいに素晴らしい。正直言ってSEKORは化け物ですよ。化け物。(まあ、コーティングのお陰で逆光に弱かったり、非球面レンズ使っていないので樽型歪みが出たりと時代相応の弱点もあるのは確かなんですけどね)でもMamiyaじゃこの写真は撮れないんだよなぁ……というジレンマ。「このカメラにしか撮れない写真がある」っていうのは、カメラを選ぶ上で重要な所なのかな。そういう意味じゃ、このKowa/SIXは合格点なんだよね。勿論、MamiyaのM645も合格だけど。
2007年05月28日
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僕も歳を取ったら背中で語れるようになりたいものです。
2007年05月27日
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ちょっとした洒落で1本このテーマで撮ってみたんだけども、なかなかに面白い写真が出来た。カメラを構えている人って案外に無防備なのだなぁと思う。まあ、裏返してみれば僕も無防備って事ですけどね。
2007年05月26日
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祭だろうがなんだろうが携帯が使われるのは当然といえば当然。それに違和感を感じてしまうのは、単に僕の固定観念がちょっとズレているんだと思う。外面的にどう見えたとしても、そこは現代の東京なのだから。
2007年05月25日
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浅草が好きだ。この街には高度経済成長の最中に置いてきてしまったものが、まだ残っているような気がしてならない。きっとそれは、僕にとっては大切な事なんだと思う。
2007年05月24日
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ある種の安定感と緊迫感が同居する、正方形の不思議な世界。昔はここからトリミングして使っていたらしいけど、最近は正方形のまま使うというのがトレンドらしい。コーワのレンズは確かに悪くない。けれどもどうしてもマミヤと比べてしまって、なんとなく物足りないような気分になってしまう。勿論、35mmのレンズよりは格段に良い描写をするんだけども。今度晴れた日にでも低感度のフィルムでも通してみよう。また違った描写を見せてくれるかもしれない。
2007年05月23日
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AEはものすごく便利だけども、カメラ任せでは望みの露出は得られないのだろう。きっと。
2007年05月22日
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「おみくじ」を漢字で書くとこうなるらしい。考えてみれば「お」も「み」も接頭語なので、意味のある語句は「クジ」だけなんだよなぁ……
2007年05月21日
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「あ、写真撮られる」って意識が無い時って結構凄い表情してるんですよね。その一瞬の表情なんて肉眼で見ている限りは意識には残らないんだけども、実際に撮影してみると案外に面白い。コーワ6の話だけども、近日中に購入するかも。経済的事情から、手持ちのレンズ何本か手放す事になりそうです。候補はDA FISH-EYE 10-17mmF3.5-4.5ED[IF]DA40mmF2.8 LimitedFA50mmF1.4あたりかな。「いや待って、そのレンズ欲しい」って人はコメント下さい。売価相場よりは安価でお譲りできると思います。
2007年05月20日
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6×6と言ってもローライだとかハッセルじゃないですよ。ブロニカ欲しいなぁと思いつつ、馴染みのにっしんカメラで物色。ここの店員さんは僕の好みとかも考慮して相談に乗ってくれるので重宝している。例えば初期のブロニカはニッコールレンズを使うのだが、どうにも僕はニッコールの描写に違和感を覚えてしまうのだ。だから「スクウェアだったら、ブロニカよりもコーワ6の方がお薦めですよ」などと僕好みの画質のカメラをちゃんと勧めてくれる。こういう店は非常に有り難いなぁとか思う。話題とは関係のない写真だけども、電車移動中に何気なく撮影したのが思いがけず良い雰囲気だったので……
2007年05月19日
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BLOGの構成を変えて、基本的には「写真置き場」というスタイルに。方針と違う記事はごそっと削除しときました。カテゴリも撮影に使ったカメラで分ける事に。コメント欄も消してしまおうかと思ったけど、そこまで閉鎖的にする必要性も無いかと思って現状維持。(そのうちこっそりコメント欄が消えているかも知れませんが)TBは邪魔なだけなので拒否。BLOG技術の根底を否定するようだけど拒否。BLOGタイトルは暫定ということで。しばらくはコロコロ変わる可能性あり。そんな訳で、基本放置気味(無論、天野が放置される)でよろしくお願いします。
2007年05月18日
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今までMFでもピント合わせは問題ないと思っていたものの、645使い出してからそれは間違いだった事に気づいた。要するに、ピントのズレが解像度の限界を下回っていれば気付かないというそれだけの事。「本当にピントが合っている距離は一点だけ」とよく言われますが、いや本当にシビアな世界です。被写体が静止していればルーペ使って正確なピント操作も出来ますが、通行人だとか動いている被写体になるとこれが全然ピントが合わない。いやはや、困ったね。AFが世に出たとき大々的に受け入れられたと聞くけども、今なら納得できるかな。そうは言ってもM645やMXにAFは付いていないので、MFでなんとかするしか無いのが現状。ま、修練だよね。修練。Mamiyaの645もいいんだけど、次はスクウェアフォーマットのゼンザブロニカを狙おうかな。まあ、来年くらいを目処にだけども。流石にハッセルブラッドには手が届きません。
2007年05月18日
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ブローニー。120フィルム。とにかくこの、ただ紙とフィルムを巻いただけの単純な棒状の物体にすっかり虜にされてしまった。いや、フィルムの虜というのは間違いかな。フィルムもカメラボディもレンズも含めたMamiya645システム全体かな。APS-Cのデジタル一眼レフやら35mm一眼レフから見たら、まるで世界が違って見える。その感覚が、とても嬉しい。「写真」という意味ではデジタル一眼レフを使っていれば間違いないだろう、とは思う。機能性も抜群だし、比較的肉眼に近い感覚で撮れるし、何よりもランニングコストが圧倒的に安価だ。それでも僕がMXだとかM645だとかを使ってしまうのは、多分、肉眼に近い描写を求めていないからなんだと思う。少々不遜な表現をしてしまえば、デジタル一眼レフは肉眼で見た感動再現機でしか無くって、撮影は「キレイ探し」で終わってしまう何とも詰まらないモノなんじゃないかと時々思う。去年K100Dを買って、色々な「キレイ」を撮影して回って。他人に写真を見せると「うわー。綺麗ー」と言ってくれる。でも、それで終わり。カメラってそんなに詰まらないモノなんだろうか。写真は人に感動や共感を与えるチカラを持っている。その感動は、「綺麗」だとか「かわいい」だけに留まるべきじゃなくって、もっと別の感情も引き出すべきなんじゃないかって思う。だから多分、このままデジタル一眼レフで撮影を続けても、きっといつまでも成長できないままなんだろうと不意に感じたのが去年の年末。だから、今年の写真は去年の写真とは意味合いが違っている。去年までは感動の共有。でも今年からは、多分……。
2007年05月17日
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2007年05月16日
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2007年05月15日
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壁がコンクリートそのままという建築物は多そうで意外と少ないような気がする。汚れたコンクリートってなかなか興味深いテクスチャをしているのだね。
2007年05月14日
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きっとそこには僕の知らない物語が隠されているんだろうと、取り留めのない考えを巡らせてしまう。「目を引く人」っていったいどういったファクターがそうさせているのでしょうね。不思議と視線が引っ張られてしまうんですよね。
2007年05月13日
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影は面白い。忠実な形状を映し出すように見えて僅かに輪郭がぼやけたりしていて、興味深い。凹凸のある面に落ちた影も、テクスチャ質感があってまた、良い。カメラを縦位置に構えるとき、右腕を上げる体勢を取る人と左腕を上げる人がいるようだけども、どちらが多数派なんだろうね。僕は右腕を上げる方がしっくりくるんだけども。
2007年05月12日
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前回の続き。というか時間的には前になるのかな。集合場所に向かう途中、ほんの少しの違和感を感じた。多分、些細な事なんだろうけど、しっかりとフィルムに残っていた。タイル張りの「タバコ」に斜めの電柱。汚れた信号機。これが首都高の真下の風景だというのが違和感の原因だったのだろうか?それから、未開通の道路。いや、別段珍しくもないのかもしれないけども、なんとなく僕の心に引っ掛かってしまい、カメラを向けざるを得なかったのだ。一人で街を歩いていると、時にこういったほんのちょっとの違和感に出会う。そんな違和感をフィルムに残せるよう、カメラはなるべく携帯するようにしよう。
2007年05月10日
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ちょっと縁があって知り合った写真家の人と、神楽坂界隈をカメラ片手に散策するという、ちょっと凄いイベントがGWにあったんですよ。その方(以後M氏)はミノルタのα(型番は幾つだったか失念)にアングルファインダーっていうのかな?上から覗き込むタイプのマグニファイヤーを取り付けていて、腰に構えたカメラを上から覗き込むようなスタイルで撮影していた。まあ、その時の衝撃が数日後のMamiya645衝動買いに繋がっていく訳なんだけども、それはそれとして。僕「いや、晴れてると絞りが開けられなくて困っちゃいますね……」 (僕のMXは1/1000sが高速の限界なのでかなり厳しい)M氏「そういうシチュエーションなら低感度フィルムですね」とのアドバイス。たまたまバックにフジのACROS(ISO100)が紛れ込んでいたので、早速試し撮り。お。おお。おおおっ。……とまあ、半信半疑で使ったACROS100でしたがどうやら大成功。汎用性の高さから、PRESTO400なんかを常備してしまっている現状なんだけども、やっぱりこういう特殊なシチュエーションを考えると、感度の違うフィルムも何本かは忍ばせておかないとね……撮影しながらM氏のスタイルっていうのをちらちら盗み見ていたんだけども、やっぱり見ているところが僕とは全然違う。まあ、相手がプロだからって訳じゃなくて、撮影者が数人集まれば十人十色の視点で撮影をするのは自然な事なんだろうけども、やっぱり他人の視点を垣間見られるっていうのは凄く新鮮でしたね。この日はフィルムにして3本くらい撮影したので、実はもう少しネタが残っているんですよね……
2007年05月09日
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通常のペンタプリズムファインダーが付いた一眼レフ「アイレベル」とは違い、上からスクリーンを直接覗き込むスタイルのカメラを「ウェストレベル」と呼ぶ、らしい。ペンタプリズムを使ったアイレベルでは正立正像なのが、ミラーで反射しただけのウェストレベルでは正立逆像になっているのが特徴だとか。要するに左右だけ逆転した状態、って訳ですね。まあそんな事はどうでも良くて、要は買ってしまった訳ですよ。MamiyaのM645S1000。スクリーン覗き窓を開けると、所謂あのスタイルに。これを首からぶら下げて、そのまま撮影するというスタイルですね。うん。素晴らしい。アイレベル一眼レフを構えると、「あ、写真撮ってるな」ってみんな構えちゃうんですよ。だから、ごく普通の街を撮ろうと思うと結構大変な事なんですね。そういった点で以前から欲しかった訳なのですが、GW中に中古カメラ屋巡りをした折りに、不運にも巡り合ってしまったわけですね。南無。そろそろ買い時かな、と思ってK10D購入資金を積み立てていた訳ですが、あっさりと崩れ去りました。まあ、K10Dの半値くらいで一式揃ったので良しとしますか。645版のカメラというのもなかなか面白いです。標準レンズは80mm付近になるんだけども、同じ標準レンズでも645版の方が被写界深度が浅い(望遠気味の特性)んですよね。中望遠の110mmなんかに至ってはかなり顕著。僕はもともと、被写界深度浅めの方が好みなので、願ったり適ったりというか。試しに一本撮影して、現像回してみたんだけども、幅6cmってのはかなり広い。35mmフィルムと比べると面積比3倍強と圧巻。こうなってくると、ACROSだとかの微粒フィルムも使ってみたくなってしまう。まあ、兎に角。そんなGWを送っていたという次第。撮影したモノクロフィルムも何本かあるので、暫くは更新のネタに困らなそうかな?
2007年05月07日
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久々に写真の更新。六義園の枝垂れ桜が見事だとか聞いたので、週末に行ってきました。そりゃ、見事なものでしたよ。ただ、桜を見に行ったというよりは桜を見に来た人を見に行ったと言うべきなのか……はて。見事な賑わいでございましたよ。枝垂れ桜は目線の位置まで花が降りてきてくれているお陰で、ぐぐっと寄れるのが嬉しいですね。
2007年04月02日
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[model 271D]AF 28-200mm F/3.8-5.6 LD Aspherical [IF]新宿ミヤマ商会にて\9,000-これまで単焦点レンズ遣いを自称してきた訳ですが、ここに来て普通のズームレンズを。いや、別にレンズ交換が面倒になってきたとかそう言うわけじゃないですよ。そうじゃなくって、ちょっとレンズ交換だとかワーキングディスタンスの調整が難しいようなシチュエーションで撮影する事になりそうなんですよ。簡単に言ってしまえばステージの撮影。当然、ホールの客席側に陣取って撮影する訳なんだけども、そうそう動き回れる訳でも無し、手元は薄暗くてレンズ交換は覚束ない、そもそもそんな時間があるとは思えない。という訳で、そういったシチュエーション用にズームレンズを買うことにしたんですよ。多分、この先もコレ一本だけですけどね。まあでも、K100Dなんかに装着するとアンバランスですよね。フード取れば割合普通に見えるんですけどね。コレ。性能的には、まあ可もなく不可もなく、って感じでしょうか。ワイド端での歪みが多少気になるところですが、まあ許容範囲内でしょう。でも、結構豪勢なレンズ構成ですよね。LD、AL、IFと。タムロンとかシグマのレンズって豪勢なレンズ構成の割に安くて、凄いなぁとはよく思う。反面、枚数多くて口径も大柄なので、あまり欲しいとは思わないんだよね、実際は。まあ、このレンズはちょっと例外かな?性能から考えればサイズ的にも許容範囲内だし。
2007年02月09日
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ちょっと原因不明の事態に。現像タンクからネガを引き上げたら、ほとんどまっさら。ぱっと見透明。よく見るとうっすらと像が残っているとかそんな具合。……あれ?現像時間が短かったか?いや、時間は合ってるしなぁ……そうすると、定着~水洗あたりでミスったかな?定着過多で画像損失(フィックスアップ)が起こるとは聞いていたけども、こんなに激しいとは思っても見なかったなぁ。
2007年02月03日
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PENTAX MXってOLYMPUS OM-1とほぼ同一の形状しているんですよね。外箱は。つまり、どういうことかと言うとですよ。こんなOM-1用のカメラケースを開けてみるとこんな風にMXが入っているなんて事もある訳です。パッと見、ヤドカリですね。
2007年02月01日
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銀座一時期に比べればそれでも減ったらしいのだけども、銀座には本当にカメラ屋が多い。まあ、そんな訳でちょくちょく足を運んでは相場をチェックしたりしている。欲を言えば欲しい物なんて幾らでもあるけど、その辺はある程度自粛しないと際限が無くなってしまうからね。
2007年01月29日
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JR中野駅北口。そもそも東京の東側に住んでいる僕が何で東京を横断して中野まで行ったのかといえば、中古カメラの大御所「フジヤカメラ」の在庫をアテにしてわざわざ遠征したという訳だ。まあ、結論から言ってしまえば空振りだった訳だけども、中野っていう僕にとって未知の空間が色付きの地図に変わったというだけでも収穫があったということにしておこう。撮った写真はモノクロームだった訳なんだけども。
2007年01月28日
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遂にっ。MXがっ。明日にでも届いてしまうらしい。何をそんなに騒いでいるのかと言えば、この間オークションで落札したマニュアル一眼レフ、PENTAX MX。何がって、ファインダーが凄く良いんですよ。視野率95%の50mmレンズ時の像倍率0.97倍。かの名機LXと比較してみると、視野率こそ僅かに劣っているもの、像倍率はMXの方が高い。(LXは視野率横98%縦95%、50mmレンズ時の像倍率0.9倍)兎に角ファインダー覗くと半端じゃなく「広い」んですよ。APS-Cスペックで像倍率0.95倍、とか言ってるデジタル一眼レフとはそもそも定規が違うんですよ。何しろ同じく「50mmレンズ」装着時の倍率ですからね。仮に同じ倍率のカメラがあったとしても、レンズが76.5mm相当になってしまうデジタル一眼レフはフィルム機の2/3程度の大きさのファインダー像なんですよね。そう考えると、MX。広い広いと言われているK10Dのファインダー(0.95倍)と比べても、1.56倍以上広いんですよね。面積比で言えば2.44倍以上。そりゃ、マニュアルでピント合わせるには広い方が合わせやすいですよ。そう言うわけで、ペンタックス史上最強のファインダー(と天野が思っている)MXが、待ち遠しくて仕方がない訳で。
2007年01月23日
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ちょっと新領域に挑戦。ISO400のフィルムを1600にセットして撮影。現像時に2段階増感してみる。というもの。BLOG用に縮小してしまうと全然分からないけど、通常の状態に比べて粒状感がぐぐっと増したように思える。それはそれで狙い通りなんだけど、求めていた粒状感とは少し違うんだよなぁ……これは他のフィルムも試してみる必要がありそうかな。KM,FA35mmF2AL,Fujifilm NEOPAN 400 PRESTO(EI 1600)KM,FA50mmF1.4,Fujifilm NEOPAN 400 PRESTO(EI 1600)KM,FA50mmF1.4,Fujifilm NEOPAN 400 PRESTO(EI 1600)KM,FA50mmF1.4,Fujifilm NEOPAN 400 PRESTO(EI 1600)
2007年01月22日
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残すところあと僅か。というか早く終わらせてしまいたい、京都紅葉シリーズ。今回は永観堂……だと思う。いや、時系列から言って永観堂だと思われるんですが、いかんせん確固たる記録も記憶も無い。最終日ともなると蓄積した疲労のお陰か、何処で何を撮ったか全然覚えていません。恐らく写欲のみで行動してしていたのでしょう。という訳で、間違っているかも知れませんがその辺は勘弁って事で。K100D,M28mmF3.5,1/45s,ISO200K100D,M28mmF3.5,1/20s,ISO200K100D,M28mmF3.5,1/10s,ISO200K100D,M28mmF3.5,1/45s,ISO800永観堂はM28mmだらけだなぁ……多分、レンズ交換するのすら面倒だったのでしょう。無精はいけませんね。
2007年01月20日
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まあフィルムにおける明暗なんて、要するに化学反応の程度なのでアナログな値なのは確かなんですよね。天野の場合、それをスキャナでデジタルの値に変換しているだけなのですが、スキャンする度にアナログの驚異ってのを思い知らされます。何が凄いかって、前回も言ったけれどラチチュード。実際に写真として使う時にはそんなに広い範囲を使わないのだろうけど、とにかくダイナミックレンジが広い。例えば、先日の地元駅の写真。これをスキャンする時のヒストグラムがこんな感じです。ヒストグラムの右端と左端がスキャナの読み取り限界なので、実際にはその半分くらいしか使っていないんですねー。フィルムの状態で言えば、左端が真っ黒=完全に透明、右端が真っ白=光を全く通さない、って事ですね。この実際のヒストグラムから、デジタル化する際の黒と白のポイントをヒストグラム下の三角印で指定する訳です。この例だと、暗部から明部までの階調表現を重視して、黒つぶれ・白飛びしないように設定しましたが、表現のためにもっと狭いレンジをスキャンする事も出来ます。例えば、というように、ヒストグラムの一部を領域外に出してしまう事で、暗部・明部の表現と引き替えにコントラストを強調する事も出来ます。(ヒストグラム下の三角印を注目)この設定でスキャンすると、こんな具合になります。天野の場合、コントラストが強い方が好みですので、後者寄りの設定でスキャンする事が多いですね。(比較用に最初の写真を置いておきます)こういうところを遊べるっていうのもフィルムの特色かな、と思います。
2007年01月17日
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かなりローカルな場所ですね。駅名は伏せておきますが分かった人はご近所様って事で……KM,M28mmF3.5,FUJIFILM NEOPAN 400 PRESTOKM,M28mmF3.5,FUJIFILM NEOPAN 400 PRESTO露出はかなり適当に撮ったのだけど、ネガフィルムのラチチュードの広さには驚かされます。数段のアンダーやオーバーはお構いなしに現像出来てしまう。こういうところは半段のオーバーでも白飛びしてしまうデジカメとは大違いですね。正直KMのTTL露出計は結構いい加減なのだけども、ネガフィルムを使う限りは全然問題にならない。リバーサルなんかはラチチュードが相当狭いらしいのでちょっと不安ではあるけど、そもそもフィルム機でカラー写真を撮ろうとは思わないからなぁ……しかし、よく見るとやっぱりブレてるショットが多い。普段からSR機能に頼りすぎはいかんですね。今度はもうちょっと粒状感を強く出すように現像してみようかな。粒状感の無い写真ならばK100Dで撮れる訳だし。ええと、本来ISO400のフィルムをISO1600に増感してみるとかかな?この辺は自家現像ならではの利点。
2007年01月16日
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