無農薬有機栽培のバラ栽培をしはじめるきっかけになったものでしたのに
スプレータイプの「NEW碧露」には、 ピレトリン
。希釈散布用の方には、 ロテノン
という
農薬が含まれていることがわかり自主回収されることになりました。
今回のぎょうざ事件をうけての調査だったのかもしれません。
春から夏にかけての虫が発生する時期に使っていましたが
ここ数年はバラ本体が丈夫になったのと、私の怠慢で
あまりこまめに噴霧していなくて、ちょっとほっとしています。
本当に何を信じてよいやら・・・お墨付きを与えるお役所の審査を
もっともっときちんとしてほしかったと思います。
農林水産省の平成20年2月28日のプレリリースより抜粋
三浦グリーンビジネス
及び当該資材の販売会社への立入検査等を行っているが
10検体中8検体が 農薬の有効成分 ロテノン
を
使用時に防除効果を示す程度含有していることが確認され
当該資材は無登録農薬に該当され、自主回収されることとなりました。
ロテノン:南洋・熱帯地方のマメ科植物のデリス根部に含まれる毒の主成分がロテノン。
魚毒性を利用して毒流し漁法で魚を捕っていたという(現在は使用禁止)。
日本では戦前殺虫剤として使われていた( 生物毒
サイトを参考にしました)
株式会社三浦グリーンビジネスが輸入・販売した
「NEW碧露」、「緑豊」及び「凱亜」の回収等について
三浦グリーンビジネスが輸入・販売した「NEW碧露」及び「緑豊」が無登録農薬に該当することが判明したため、
同社及び販売会社に立入検査を実施しました。
その結果、同社が当該資材及び「凱亜(「NEW碧露」を原料とする資材)」の自主回収を行うこととしました。
また、農林水産省は、都道府県等を通じて、これらの資材の購入者、販売者等に対し、
当該資材の使用禁止、河川等への廃棄の禁止、回収への協力
を指導しました。
なお、当該資材に含まれる農薬の有効成分の性質・安全性等を総合的に勘案すると、
当該資材の使用は農作物の安全性に大きな影響を与えることはないものと考えています。
「NEW碧露」、「緑豊」及び「凱亜」に含まれる農薬の有効成分の性質・安全性及び
三浦
グリーンビジネスが推奨していた使用方法等を総合的に勘案すると、
当該資材の使用は農作物の安全性に大きな影響を与えるものではないと考えられます。
しかしながら、ロテノンを含有する資材を河川等に廃棄することにより、
ロテノンが水系に入ると魚類の被害が著しいこと等から、
これらの資材の速やかな回収に努める必要があります
くれぐれも、流して捨てたりする事がないように、回収に応じましょう。
詳しい内容は 農林水産省関連ページ
をご覧下さい。
植物保護液
害虫の皮膚から吸収され、虫の神経に作用されるという「苦参」(クジン)の根から抽出した苦参素を主原料にした商品。
緑豊
害虫が食べると消化器に作用するとされるクレンジュの樹皮から抽出したクレン素を主原料にした商品
(株)三浦グリーンビジネス043(488)1661
使用上の注意事項(三浦グリーンビジネスの説明書による)
1.アルカリ性剤、銅剤、イオン剤、ホルモン剤、石灰剤とは併用しないでください。
2.双葉の時期の散布は薄めで散布してください。またハーブ類、洋樹類への散布も薄めで使用してください。
3.希釈した液は24時間以内に使用してください。天然物ですので、長時間放置しますと分解して効果が薄れます。
4.葉面散布では夏場などの高温時(日中)を避け、朝または夕方に散布するようにしてください。植物によっては生理障害を起こす場合があります。
5.花木栽培は、花弁には散布は避けてください。
6.シイタケ栽培の付近では、散布しないでください。椎茸菌が弱ります。
7.葉面散布の場合は葉裏には特に入念に散布してください。
8.本液は飲料ではないので飲まないで下さい。
9.冷暗所にて保管し、開封してから2年間有効です。
10.この液は、生薬のバランスで効果を出していますので、
木酢液以外のほかのものとの混合は避けてください
三浦グリーンビジネス
のサイトは以下のような説明をし
サイトは一時的に閉鎖されていました。
この度、弊社製品「NEW碧露スプレー」から除虫菊の成分のピレトリン、「NEW碧露・緑豊・凱亜(原液タイプ)」の一部ロットからデリスという植物の根に含まれる成分ロテノンが混入していることが判りました。いずれも天然の植物由来ではありますが、日本においては農薬としての登録または以前登録されていたことがあるものです。しかしながら農林水産省のプレスリリースでは「当該資材に含まれる農薬の有効成分の性質・安全性等を総合的に勘案すると、当該資材の使用は農作物の安全性に大きな影響を与えるものではないと考えられます」とのことです。
弊社としましては現在混入している商品について特定すべく確認中ですが、上記事情を鑑み先ずは全ての商品につきましては、自主回収させて頂きますとともに、後日代替品にお取り替えさせていただきます。
つきましては、ご購入のお客様及び販売業者の皆さまには多大なご迷惑をお掛けいたしますが、ご協力頂きたくお願い申し上げます。
また、このような事態を招き深くお詫び申し上げますと共に何卒ご理解賜りたく、重ねてお願い申し上げます。今後はこのようなことがないよう再発防止に努力致しますのでご理解ご協力をお願い申し上げます。
先ずはとり急ぎご報告申し上げます。